パッフィング・ビリー
メルボルンの人気者と云えばパフィングビリー!!
2009年10月3日掲載
メルボルンに住んでいる人、メルボルンに来たことがある人ならば、一度は聞いたことがあるのがパッフィングビリー。
愛嬌がある蒸気機関車だが、そこにはボランティアの人々の愛情が長年に渡って注がれている。
ビクトリア州の有名観光地のベスト10には、必ず入るパッフィングビリーは、メルボルンの通勤路線のゾーン2であるベルグレイブの駅に接続している。
メンジーズ(Menzies)、エメラルド(Emerald)、レークサイド(Lakeside)、Gembrook(ゲンブルック)の4つの駅がある。
ベルグレーブ駅発は、10時半、11時10分、12時半、2時半の4回がある。
曜日によって出発する時間は、異なり、1日3回の日もある。
終点まで行く便は、11時10分発の列車。料金は、始発駅から終点までは、片道$31。往復$48。
ひと駅では$15から。蒸気機関車は、火災発生の危険性がある日には、運行を停止する。
パッフィングビリー公式Web
Fairfax
パッフィングビリー鉄道は、762mmの狭軌(Narrow Garuge)の蒸気機関車の観光鉄道。
メルボルンの主要な鉄道は、1,435mmの広軌(Broad Gauge)を使っている。
始発駅のベルグレーブから、終点駅のGembrookまで25kmを約2時間かけてゆっくり走る。
林間コースやダンデノン丘陵の景勝地を通っては走る。
1900年にダンデノン丘陵地域の農家や、林業家のために建設された。
当時から地元でパッフィングビリーという名前で親しまれていた。1954年に実用列車としては閉鎖された。
同じ年にパッフィングビリー保存会が作られ、1962年に観光列車としてオープン。パッフィングビリー鉄道は、主にボランティアによって運営されている。
パッフィングビリー鉄道は、6A, 7A, 8A, 12A, Gクラスの6台の蒸気機関車を持っている。
全ての蒸気機関車は、いったん、廃列車となっていたものを整備しなおしたもの。
それ以外にもビクトリア州内からいくつかの蒸気機関車が集められている。
パッフィングビリーは、現存するオーストラリアの鉄道としては最も古い蒸気機関車だ。
行き場を失った蒸気機関車が余生を送る場所としてパッフィングビリーに集まっている。
全てはボランティアの手によって整備されている。
クリスマス特別列車、食事つきプランなど年間にたくさんのスペシャル列車プレンが組まれている。