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3カ月でオーストラリアを1周する方法round_aus

77-78 / 87days -一旦キャンベラへ-

3カ月でオーストラリアを1周する方法

2012年3月8日掲載

 

写真が趣味の僕は、ワーキングホリデーで渡豪して1年半。目標の一つであったオーストラリア一周の旅をするなら今しかない!山あり谷あり海あり砂漠あり、もうなんでもありのオーストラリアを、生まれて初めてのマイカーで旅した3ヶ月。写真満載で約30回に渡ってお届けします!

 

 一旦Sydneyを離れCanberraを目指す。シドニーには大晦日に戻ってくる!のでしばしのお別れを。再びテント生活の始まり始まり。

 

 車の波にもまれながら、若干迷いながら西へ、北西へ。そこらのインフォメーションセンターに行き、クールだけど親切なおばちゃんに色々教えてもらってWindsorという町へ。歴史ある町である。Boxing Dayだから(?)閑散としているが、趣あるいい町です。

  

 

 今日はBlue Mountainsまで。一年前に友達と行ったことのある思い出の場所。途中で寄ったパーキングエリアにも見覚えがあり、なんだか楽しい気分です。Katoombaの町に着き、Blue Mountainsまで車を走らせる。

 

 人がいっぱいいて落ち着いて見るのも少し大変だけど、この絶景は素晴らしい。でも世界遺産っていうのは意外な感じだなー。スリーシスターズ!

 いい時間になっていたので宿を探す。Lithgowという町のキャラバンパークで一晩を過ごすことに。天気は傾きかけ、今にも雨が降りそうだったので今夜は車の中で寝る事にする。車の中を寝れるようにセッティングしたと同時に降り始める雨。と強風。テント張らないでよかった…。車に打ち付ける雨の音を聴きながら就寝。

 

 朝起きても、まだ雨が降り続いている。アウトドアの旅行中にはやっぱり雨は困るもんだ。ちゃちゃっと朝食を食べ、出発。西を目指す。

 向かうのはCowraという町。ここは日本との関係が非常に強い町であることを聞いていた…。が、出迎えてくれたのは大量の変なサンタクロースたち。飄々としている…!

  

  

 

 まずはJapanese Gardenへ。オーストラリア得意の「南半球最大の」Japanese Garden。Ken Nakajimaという日本人が設計したらしい。年末にも関わらず、か年末だから、か割と賑わっている様子。

  

 

 12ドルの入場料を払い、期待のような、不安のような変な気持ちを抱いていざ中へ。入ってみて思うのは、、日本庭園のような、Japanese Gardenのような…。でも懐かしい感じではある。なんだかホッとする空間でありました。入ってすぐの所にあった鐘を鳴らすと更に懐かしさは倍増。池の鯉と鴨もいい感じです。

  

  

 

 さすが南半球最大のJapanese Garden、思ったより広い敷地をじっくりと回っていく。各所では日本の文化等が分かりやすい展示付きで紹介されていた。日本とのつながりが強い町、Cowra。

 

 桜が一本もなかったSakura Avenueを通り、日本兵収容所跡へ。空き地に、説明が載っている看板と見張り台があった。ここで捕虜として捕えられていた日本兵たちが脱走を企てたらしい…。

 そして日本人墓地。脱走に失敗して多くの日本人が亡くなり、ここに埋葬された。その後、オーストラリア兵たちが常日頃その墓の世話をしているということに感銘を受けた日本政府は、戦争中にオーストラリアで亡くなった日本人を全員、ここCowraの墓地に埋葬することに決めたらしい。非常に多くの日本人がここで眠っていた。

 

 町の中心にある世界平和の鐘を鳴らした。平和ではなかった土地だからこそ、今の時代を生きる住民たちは強く平和を願っているんだろうな…等と感じながら、鐘を鳴らす。自分が日本人であること、そして海外で暮らし、ここCowraに辿り着いたことに何かを想う。そんな時間を過ごした。

  

 


 Cowraから南へ向かうと、いよいよキャンベラへ。この旅で7つ目の州Australian Capital Territoryに入り、キャラバンパークへ。車の外に出た瞬間の寒さに驚き、翌日の最低気温が7℃であることを知ったことでとどめを刺され、二日連続でテント泊を断念。内陸の方は寒いのだろうか…。燃えるような夕焼けを眺め、ラーメンを食べて眠りに着く。

  

 

走行距離・・・572km
総走行距離・・・25596km

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