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イベントレポートreport

All Australian WADAIKO Festival

オーストラリアの和太鼓グループが集結!!

2008年9月12日掲載

 

6th September 2008 @ Melba Hall (University of Melbourne)

  

 初開催となる和太鼓フェスティバル(All Australian WADAIKO Festival)に参加させていただきました。オーストラリア各地から9グループが集い、ゲストパフォーマーも合わせ、14演目が披露されました。

 公演前のエントランス・ホールには人で溢れ、当日入場券もあっという間に売り切れてしまいました。立見がでるほどの盛況ぶりで、4時間という長丁場でしたが、とても盛り上がりました。 
 
  
 
 ヴィクトリア州を拠点に活躍する和太鼓グループ「和太鼓竜胆(りんどう)」を中心に企画され、小学生から大人まで幅広い年齢のパフォーマーが参加されました。

  

 Huntingdale Primary Schoolの5、6年生の子供たちで構成された「Huntingdele Taiko Group」(VIC)、Warranwood Primary Schoolの生徒による「Warrior Daiko」(VIC)のパフォーマンスはとてもかわいらしく、また完璧に演技をこなす姿に圧倒されました。

  
 
 その中でも特に目を引いたのが、「風林火山」のパフォーマンスでした。「和太鼓竜胆」の創始者である坂本敏範氏、ゲストパフォーマーの津軽三味線奏者の只野徳子さん(VIC)と尺八奏者の中島蓉盟氏(QLD)の3名で構成されています。まるでロックバンドのコンサートのような印象を与えるパフォーマンスにとても魅了されました。

 最後は出演者全員でのパフォーマンスがあり、耳から聞こえる太鼓の音だけでなく、地面から伝わってくる振動を足元から頭の上まで感じながら幕が下りました。

  

※以下の写真は和太鼓グループと関連していません。


[出演者一覧]

<和太鼓グループ>
和太鼓竜胆 Wadaiko Rindo(VIC)
URL:
http://www.wadaikorindo.com/E_home.html
 Wadaiko Rindoは精力的でダイナミックなパフォーマンスを一新されました。1996年坂本敏範氏によりメルボルンで和太鼓を教え始め、最近では全員で90名の生徒、10クラスを教えています。彼とその妻は1997年、彼の上級クラスからの生徒によって構成されたWadaiko Rindoを結成しました。
 Wadaiko Rindoという名前は坂本氏の地元熊本の太鼓チームの名前(りんどう太鼓)に敬意を払っています。彼はりんどう太鼓の発足メンバーであり、1987年からオーストラリアに移住する1995年まで、彼らと演奏活動をしていました。Wadaiko Rindoはヴィクトリア州内のあらゆる場所で公演を行ってきています。ニュー・サウス・ウェールズ州、ウエスタン・オーストラリア州、サウス・オーストラリア州、タスマニア州、The ACT(Australian Capital Territory)、ニューカレドニア、中国、フィジーでの公演も行っています。Wadaiko Rindoのパフォーマンスはすべての観客を元気づけるようなステージで生み出された振動とともに、持久力と力強さの壮大な視覚芸術です。

 

  
 
Batari Taiko Ensemble(QLD)
URL:
http://www.mufarm.net/
 私たちの生命はリズム・鼓動・振動・波動の海に浸っています。太鼓を打つことはエネルギーを創造し、抑制するように使用された最も直接的で力強い媒体です。太古の昔、祖先は太鼓が精神世界と交信する媒体として認識しました。同時に、音楽は人々を楽しませ、苦しい時は人々を団結させました。
 Batariはクイーンズランド州を拠点に活動するクロス・カルチャー・コンテンポラリー太鼓アンサンブルです。グループはオーストラリアの音楽の新たな日の出を切り開き、儀式や浄化、コンサートやその他の祭典の音楽イベントを創造しています。その音楽は純粋な即興で自然発生的であり、環太平洋地域、中央アジアや砂漠を通した音楽旅行を提供する伝統的な主演奏者の多様性と複雑に絡み合っています。オーストラリアは全地球からの音楽的影響を受けた、千変万化する多文化社会です。オーストラリアでのコンテンポラリー・アーティストとしての私たちの役割は、違った哲学的、文化的認知を興すこと、そしてそれらに応え、それら自身のアイデンティティーを生み出すことであることが分かるでしょう。

光太鼓 Hikari Daiko(TAS)
 Simon Vanyaiの指導のもと、またBurnie City Council、Arts Tasmania、Tas Community Funds、the Regional Arts fundsによる寛大な経済的支援のもと、GuyとMariaにより2005年に設立されました。その資金は太鼓制作、教育のために提供されました。Hikari Daikoは12人で構成され、毎週の練習、さまざまな地元のイベントでも公演しています。グループはTaiko DrumのメンバーやJoshua Barron、Lara Wasilewski、Tyler WalshらとともにArt Lee(日本)により伝えられたものと同様に、ワークショップも実施しています。今日、GuyとMariaは彼らの先生のアシスタントとともにグループを代表するメンバーとなっています。

むらさき太鼓 Murasaki Daiko(VIC)
URL:
http://members.iinet.net.au/~shimbo87/home.html
 Murasaki Daikoはオーストラリア人が伝統音楽や現代音楽も取り入れた、女性だけの太鼓グループです。グループは日本の太鼓グループの情熱やエネルギーに刺激を受け、3人のメンバーが偶然メルボルンに来ていた1994年に結成され、相互の魅力を太鼓のリズムに発見しました。グループはヴィクトリア州のさまざまなイベントに出演し、14年以上に亘って熱意とリズムのユニークな調和を持ち続けています。2004年には100回目の公演を祝い、次の100回の公演も楽しみにしています。
 
  

太鼓虎夢 Taiko Drum(TAS)
URL:http://www.taikodrum.com
 Tasmania University Union Taiko Societyは精神の集団として結成され、太鼓の伝統を学ぶことを意図とし、広くタスマニアの観衆に太鼓の楽しさを広めることを目的としています。過去6年に亘って、メンバーはゼロから手探りで、寛大な心とさまざまな工夫を凝らしてグループを創りました。パフォーマンスが目的ではなく、練習や上達することも書くことができません。メンバーたちはステージでのパフォーマンスの情熱を経験し、そのエネルギーに集中し、精神力を鍛えることで自信をつけています。それはすべての楽しみであり、リズム、ダンス、表情、チーム・メンバーと観客が一緒になって、挑戦や喜び、成功を共有しすることにあります。最初の演目「Tatakou」はすべての生命とともに太鼓をたたこうと呼びかけます。「Jangaru」は荒涼とした心、精神像、私たちが揺らす振動を表現しています。Drum - Dora/mu - Tiger Dreaming(タスマニアン・タイガーを想起)。

Taiko no Wa(NSW)
 Taiko no Waは太鼓の輪(あるいは和)と訳されます。円という形は和太鼓の練習において頻繁に現れます。それぞれのバチによって描かれる弧から丸い三つ巴までは、しばしば太鼓の皮の表面に描かれます。
太鼓の輪にはまた、「コミュニティ」や「友達の和」の意味も持ち合わせています。TaikOzによって運営される教室では、さまざまな世代の人々、バック・グラウンド、いろいろな性格の人々であふれています。太鼓教室の外では私たちは非常に異なる社会の中にいますが、教室や公演では、グループとして音楽をつくるように結束しています。
 最後に、輪は和太鼓の生徒として絶えず活動する「学びの和」も表しています。それぞれの上達度合によって、私たちは新たな挑戦、新たな克服すべきハードルを与えられます。一つのことを身につけると、私たちは「四角へと」送り返されます。しかし、それぞれの新しい挑戦を対処するために奮闘する中で、私たちは新たな経験や精神力の可能性に対し、自分自身の扉を開きます。そしてまた、その過程でたくさんの楽しみがあります。

  

Huntingdale Taiko Group(VIC)
 Huntingdale Taiko Groupのメンバーは5、6年生の生徒です。週1回の練習でとても打ち込んでいます。今年はゴールド・コーストの学校で公演するため、クイーンズランド州へ行き、また5月には日本大使、小島高明氏の前でパフォーマンスしました。

Warrior Daiko(VIC)
 Warrior Daikoは2006年Warranwood Primary Schoolで始まりました。太鼓グループを結成するという構想は、生徒にユニークでな日本の文化の側面を紹介するためでした。Warrior Daikoという名前は学校のバスケットボール・チームのWarranwood Warriorsからきています。2006年に結成されたグループは15歳の生徒5、6人で、プラスチックのバケツをひっくり返したもので練習をしていました。以来、太鼓に似せたものやドラム・セットなどで練習するようになりました。
 現在のWarrior Daikoはとても人気のあるパフォーミング集団となり、ジーロング(Geelong)のMandama Primary Schoolや地元の幼稚園、ボックス・ヒル(Box Hill)で毎年開催されるJapan Festivalを含む、さまざまなところで公演しています。

Western Port Secondary Taiko(VIC)
 2007年結成。Western Port Secondary Collegeの10人の生徒により構成される。生徒は8年生から10年生まで。グループは最初、パーカッション・グループ〝ストンプ(STOMP)”スタイルを真似て始めました。生徒自身がさらなる挑戦を求め、太鼓へと変更しました。当初よりWestern Port Secondary TaikoはHatings地域においてますます力をつけ、そして新しいスキルを獲得し、好評を得ています。

  

<ゲスト>

御諏訪太鼓 Osuwa-Daiko(NSW)
 無形文化遺産である御諏訪太鼓の芸術は日本中の人々により農耕の神として崇められてきました。その起源は信濃一之宮諏訪神社の太々神楽とされています。
 約450年前、永禄4年9月(1561年)、武田信玄が下部の兵たちの間に士気を奮起させるために川中島の合戦でこの太鼓を叩き、戦勝しました。御諏訪太鼓は日本3大太鼓の一つと言われています。日本中の600の地域グループに加え、国際友好活動を通して、日本の太鼓の推進活動を行うアメリカやカナダ、ブラジル、シンガポール、フランス、また他の海外の国に国際支部があります。

Ayako Sato(VIC)
 彼女の太鼓の経歴は1995年にメルボルンからスタートしました。日本に戻り、彼女は女性の太鼓グループ「WARAKADO(笑門)」を東京で結成し、日本中のイベント会場で公演を始めました。WARAKADOはオリジナルの太鼓の楽曲を作り、同時に伝統的な太鼓グループと一緒に学び、日本の三宅太鼓、韓国の太鼓やサンバのような伝統的な音楽に特に敬意を払うことを目的としています。彼女は日本で数々の斬新な太鼓プロジェクトを共同で行い、2002年、2003年のMelbourne Fringe Festivalでパフォーマンスを行いました。彼女はまた、サンバ・パーカッション・グループ「DAHAHA(打波波)」にも所属しています。現在メルボルンに居住し、太鼓のワークショップを開くなど、太鼓奏者として活躍しています。

  

只野 徳子 Noriko Tadano(VIC)
 彼女は伝統的な民謡と津軽三味線のオリジナル楽曲を演奏します。8歳から三味線を弾き始め、日本だけでなくオーストラリア国内のフェスティバルやイベントでもパフォーマンスを行っています。伝統音楽と日本の近代音楽が融合した彼女の能力と活力は、伝統的な日本の音楽家と同時に最近のブルース・ジャズ音楽家との共演に見られます。一方で、伝統的民謡は古き日本の生活や感情を表現し、それは愛や家族、自然との身近な触れ合いを表しています。彼女のオリジナル楽曲は、旋律の音色や心が鼓動することを通した感情や経験をもとに生み出されています。

(以上、オフィシャルパンフレットの説明を和訳、引用)

中島 蓉盟 Yomei Nakajima(QLD)
 ブリズベンで10年の指導経験を持つ尺八の師範。人間国宝、故山口五郎師により主宰された琴古流竹盟社から師範を認定され、活躍をしています。

(以上、'08 JAPAN FESTIVAL パンフレットより引用)


<お詫びと訂正>
Huntingdale Primary SchoolとWestern Port Secondary Collegeの紹介文の一部に誤りがありました。
「5、6歳」・「8歳から10歳」ではなく、正しくは「5、6年生」・「8年生から10年生」の誤りです。
訂正してお詫びいたします。

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