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studiomonsoon写真展示

カフェ/バー『Workshop』で写真展示開催中

毎週掲載の記事『Victoria Monsoon News』を担当しているフォトグラファーRyoさんが、カフェ/バー『The Workshop Bar』で行っている写真展示をレポートします。

RyoさんはRMITで1年写真を勉強した後、『studiomonsoon』を設立。『studiomonsoon』の目的は、コンテンポラリー・ランドスケープを研究すること、そして売上げを寄付することによって自然環境保護に少しでも貢献していくこと。
展示されているプリントはすべて販売中。売上げの半分は日本の地震被災地を支援するためにオーストラリア赤十字に寄付され、残りの半分は次のシリーズのために使われます。

シリーズ『-forest-』のテーマは、『古い風景に新しい視点を』。
「日本の掛軸のように『極端に縦長な風景』どうして東洋でスタンダードとして発展したのか、そしてどうしてなくなってしまったのかが気になって。あえて縦長に切り取ることで、風景のとらえ方がどう変わるかを試してみたかったんです。」

ときには撮影のために数日キャンプもするRyoさん。「自然好きに育ったことと、写真と出会えたこと、このふたつが結びついて、なにかを表現できるのはとても恵まれたことだと思います。枠組みにとらわれず、これからも表現の幅を広げていきたいです。」
次に予定しているのは海や湖など水がある風景をテーマにしたシリーズ。海洋自然環境保護プロジェクトを支援することを目指しているそう。

展示に協力しているのは、カフェ/バー、『The Workshop Bar』。開店時から店内スペースをアマチュア・アーティストのために常に提供していて、メルボルンのアンダーグラウンド・カルチャーの発信地として有名。
開放的な雰囲気のテラス、リビングのようにリラックスできるラウンジ、カウンターの裏側にはバーのように落ち着いた雰囲気の席もあり、どんな時間帯でも楽しめます。営業時間も10時~深夜2時と長いので、ブランチ、ティータイム、仕事帰りなど、いつでも気軽に立ち寄れます。

 

 

撮影/Ryo 


展示情報は公式ウェブサイト上でも公開しています↓
www.studiomonsoon.com

そのほかお問合せはこちら↓
ryo@studiomonsoon.com

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