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Solstice Celebration

春が待ち遠しくなる光の祭典、21日の冬至を祝福!

2009年6月21日掲載

20th June, 2009 @ Federation Square

  

 メルボルンは6月21日に冬至を迎えた。一年で最も日が短く、最も夜の時間が長い日でもあり、この日を境に春に向かって太陽が昇っている時間が少しずつ長くなる。

  

 空気が一層澄む真冬のメルボルンで、今年で3年目を迎える“The Light In Winter”がフェデレーション・スクエア(Federation Square)一帯で開催されている。期間中のフェデレーション・スクエアには、さまざまなアーティストやコミュニティによる18作品のアートワークが設置されており、それぞれの作品はもちろん“光”をテーマにしている。幻想的な雰囲気を醸し出しているKon Dimopoulosによる『Black Parthenon』はスモークが焚かれたかと思えば、眩しすぎるほどに明るく輝いたり、青いライトが点灯したりと見ていて飽きない。不思議なサウンドとカラフルなライトの柱が立ち並ぶ『Volume』(By United Visual Artists)は作品の中に入ることができ、幻想的な世界を直に味わえる。またフェデレーション・スクエアの上空を見上げると赤いライトがチカチカと眩しい。

 

 この日開催されたのは13のコミュニティによるパフォーマンス。リニューアル、再生、春がやってくることを音楽やダンスなどで祝福する内容で、イベントのオープニングは、アボリジニの伝統的な歓迎のセレモニーが行われた。引き続いてはトルコの伝統的な結婚式の儀式が執り行われた。音楽に合わせ、民族衣装を着た女性たちが両手にキャンドルを持ち、踊りながら新郎新婦の周りを取り囲んでいる。ベトナムのコミュニティが披露したダンスも、女性が両手にキャンドルを持って踊る。国や文化は違うが、共通するのはどちらもキャンドルの光が重要な意味を持っていることがわかる。

  

 日本人学校の生徒による「南中ソーラン」は、始まる前から観客が取り囲むほどの人気でとても盛り上がった。またAria Awardを受賞しているギリシャをルーツにもつバンド〝haBiBis”やインドの伝統的な結婚式のデモストレーションなど、多彩な内容で行われた。

  

 “The Light In Winter”は7月5日まで開催される。パブリック・フォーラムやワークショップ、期間限定でダイニングのスペシャル・メニューなどさまざまなプログラムが催され、メルボルンの冬を温かい雰囲気にしてくれる。

  

◇イベントの様子



The Light In Winter
URL:http://www.fedsquare.com.au/
開催期間:2009年6月4日-7月5日
場所:Federation Square
住所:Corner of Swanston & Flinders Streets, Melbourne VIC 3000
TEL:
(03) 9655 1900

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