イベントインフォevents

イベントレポートreport

Pray for Kyushu-Kumamon Cafe and Night

メルボルンから熊本にエールを

2016年5月8日掲載

 

4月30日、Horse Bazaarにて、九州、熊本地震のチャリティイベントが行われました。

企画よりわずか11日で開催されたイベントでしたが、当日は会場に入りきらないほど多くの人で賑わいました。

 

お昼の部は、Kumamon Cafeと名付けられ、入場料10ドルでコーヒーとケーキのサービスがありました。

 

サウスメルボルンの KUU Cafe + Japanese Kitchenより提供されたコーヒー豆を、日本人バリスタ Ayami Futagami, Yae Maeda が淹れる。ケーキはメルボルンでも大人気のBrioche by philip とHana Shimabukuroにより提供されました。多くの種類があり、どれを選ぼうかと迷うお客さんの姿が見られました。

 

 gem hair by giamsのプロの美容師によるヘアメイクアップ、ヘッドマッサージ、フェースペイント、メルボルンで様々な活動をされている日本語学校Japanesyによる切り紙、折り紙、書道のワークショップも開かれていました。

 

 

ステージには沖縄音楽を奏でるいちまでぃんRonald and Yuma、日本の伝統的な楽器演奏、唄を披露をするA.YA、阿波踊りを披露した Melbo-Renが登場しました。

 

 

クラップや掛け声が飛び交い、歌い、踊り、パフォーマーを中心に会場の全員でイベントを盛り上げていました。

 

 

夜の部はKumamon Nightとして開催され、入場はフリー、募金箱が設置されていました。

ステージではJapaneasy Choir の合唱、ソウルミュージック/R&Bを歌うSOFASOUL 、メルボルンの様々なステージで活躍するNORIKO TADANOの民謡と三味線、WAKABAのダンス、ATOMのヒップホップ、ナイトクラブなどで活躍するRui KinoshitaのDJと豪華なメンバーによる演奏、パフォーマンスされ、会場を彩りました。

 

バースタイルの会場は、ビールやワインなどに加え、九州の地酒である香露 上撰 本醸造美少年 純米酒 清夜芋焼酎 薩摩宝山や 九州名物「皿うどん」「チキン南蛮」がイベント特製として販売されました。

美少年 純米酒 清夜は現在、販売、輸出が休止されています。 熊本のお酒として古くから愛され、評価の高い商品でしたが、再び愛好家の元に届けられるように希望しています。

  

レストラン、カフェ、マッサージ、美容院等のバウチャー、ドリンクやCDなどの景品があたるラッフルもありました。景品は20社を超える会社から提供され、景品の総数は約80点にも及びました。

ラッフルの景品・商品ばかりでなく、食材・ドリンクもまた、被災地への支援のために提供いただきました。

食材は、Shyun Ramen Bar, Camberwellにありローカルの方からの評価も高いKenji Restaurant, Oceania Seafoods, NTC Wismettac Australia今回の会場のHorse Bazaarから。 ドリンクはTOKYO FOODSDAIWA FOODSSAKEMATEからの提供です。

本企画は、メルボルン在住のグラフィックデザイナー・伊集院利彦氏の「今できることを今やろうという」想いから、発足しました。

各業界のプロ、ステージのパフォーマー、30名以上のボランティアスタッフ、食材、商品の提供者、会場に入り切らない来場者、フェイスブックなどインターネットから応援の声をかける人々、、、。

  

本当に多くの人が九州、熊本へ「何かしたい」という強い思いを抱いているからこその結果でしょう。

今回の義援金は総額$8427.45と、企画者の予想を大きく上回る金額が集まりました。

 

こちらの募金は日豪プレスの開設する義援金口座を通し、日本の熊本の県庁へと届けられます。

未だ余震の続く九州に、メルボルンからの復興の願いが届くことを祈っています。

 

写真/文 鎌形香織

コメント

関連記事

maxims of behaviour

静かにビルの壁を流れるカラフルな照明にうっとり・・・

最新記事