Organic Expo 2009

Organic for Everyone!!

2009年7月26日掲載

24th-26th July, 2009 @ Royal Exhibition Building



　今年で5回目を迎えるオーガニック・エキスポ（Organic Expo）。〝Organic for Everyone”をテーマに開催されている。世界遺産であるロイヤル・エキシビジョン・ビルディング（Royal Exhibition Building）で催され、会場入り口はチケットを求めて並ぶ人が出るほどの盛況ぶりだった。

　　

　会場に入ると木造構造になっている建物に、レトロな模様の柱が歴史を感じさせてくれる。そんな雰囲気を壊さないようにシンプルな白い色を基調に配置された約150のスタンドが並んでいる。エキスポが一般開放されたのは25日と26日で、新しいビジネス開拓の機会としての側面もある。

　　　

　オーガニック食品と一口に言っても様々で、それはお菓子から野菜、ワイン、オリーブオイルなどなど多岐にわたる。ブースでは試食も気軽にできて、ますます購買意欲をかきたてられるのだ。両手に数多くの紙袋を抱えて帰路につく人が目につくのも当然。

　　

　オーガニック食材を使用した料理のデモンストレーション・ステージには‘The Fair Trade Association of Australia and New Zealand’の親善大使でもあり、ライフスタイル・チャンネル（Lifestyle Channel）でも様々な料理を紹介しているKylie Kwongさんが25日に登場し、26日には国際的にも評価が高く、テレビ番組の『Ready Steady Cook』でもお馴染みで、クリクリのカールヘアーがトレードマークのTobie Puttock氏が登場した。

　　

　その他にもオーガニックのマタニティ用品やベビー・キッズの洋服なども人気で、ベビーカーを押して観覧に来ている親子の姿も見られる。コスメやパーソナル・ケア用品も数多く展示されていて、会期中のみの格安価格で販売しているところも多い。また今回はグリーン・ショー（Green Show）も同時開催され、日常生活にもオーガニック製品を取り入れてもらおうと、ガーデニングに使用するオーガニック肥料なども紹介されている。環境に対する意識向上をも目指しているエキスポは、子供を対象としたエコ・アート（Eco Art）のコンペティションも行われるなど、子供たちへの意識付けも欠かさず、未来を見据えているのだ。

　　

　様々なオーガニック製品が販売されているが、かならず「オーガニックである」という品質保証マーク（Certification Organic Symbol）が付いている。それは厳しい条件や規定をクリアしたものだけに記載が認められている。今後はそれらのマークを考慮しつつ、買い物を楽しんではどうだろうか？　（詳細は下記参照）

　　

　健康や環境に対する意識の高いオーストラリアならではと言えるオーガニック・エキスポ。来年はシドニーのダーリング・ハーバー（Darling Harbour）で開催され、メルボルンは2011年の登場となる。

◇Certification Organic Symbol（オーガニック品質保証マーク）
・Australian Certified Organic（ACO）
URL: http://www.australianorganic.com.au/

・Bio-Dynamic Research Institute（BDRI）
URL: http://www.demeter.org.au/

・The National Association For Sustainable Agriculture Australia Ltd（NASAA）
URL: http://www.nasaa.com.au/

・Organic Food Chain（OFC）
URL: http://www.organicfoodchain.com.au/

・Organic Growers of Australia（OGA）
URL: http://www.organicgrowers.org.au/

・Safe Food Queensland（SFQ）
URL: http://www.safefood.qld.gov.au/

・AUS-QUAL National Certifying Mark for Australian Organic Goods
URL: http://www.ausqual.com.au/

●Organic Expo
URL: http://www.organicexpo.com.au/