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くるみ割り人形 Nutcracker

クリスマスの定番がコンサートホールで上演された。

2009年12月20日掲載

メルボルンの街ではクリスマスを前に、いろんなイベントが開かれている。

アートセンターでは、クリスマスの定番、くるみ割り人形が3日間、上演された。
 

第一幕 クリスマス・イブ
ドイツのシュタールバウム家の大広間で、クリスマスパーティーが開催されている。
中央左側は、バレリーナの清水さくらさん。

くるみ割り人形は、ロシアの作曲家チャイコフスキー(Tchaikovsky)の三大バレーのひとつ。

チャイコフスキーの先祖は、ウクライナ・コサックのチャイカ家の出身。
三大バレーとは、
白鳥の湖(1877年)、
眠れる森の美女(1888年)、
くるみ割り人形(1891年)。

原作は、ドイルの作家ホフマンの童話 『くるみ割り人形と二十日ねずみの王様』(1816年)
 

雪片のワルツ
主人公のシュタールバウム家の少女クララと魔術師ドロッセルマイヤー老人

少女クララが魔術師ドロッセルマイヤー老人から、くるみ割り人形をもらうことから、物語は始まる。

第1幕60分、第2幕40分

深夜になり、お客さんたちも三々五々、帰ってしまい、家の中は、静かになる。クララは、くるみ割り人形を探しにやってくる。
置き時計が深夜12時を打つ。クリスマスツリーが大きくなると同時に、クララは、くるみ割り人形と同じ大きさに小さくなってしまう。
ハツカネズミの大群が押し寄せ、くるみ割り人形の兵隊たちと戦争になる。
 

雪片のワルツ
くるみ割り人形とハツカネズミの王様との戦いになり、くるみ割り人形が負けそうになる。くるみ割り人形あわやというところで、クララがスリッパをはつかねずみの王様に投げつけ、はつかねずみたちは退散する。倒れたくるみ割り人形が起きあがってみると、凛々しい王子になっていた。王子はクララをお菓子の国に招待し、ふたりは旅立つ。

ふたりが差し掛かった森で、雪片が舞い、美しい雪片のワルツが見られた。
 

アラビアの踊り (Danse arabe)
王子は女王(こんぺい糖の精)にクララを紹介し、歓迎の宴が繰り広げられた。

小序曲
第一幕
第1曲 クリスマスツリー
第2曲 行進曲
第3曲 ギャロップと両親の踊り
第4曲 踊りの情景
第5曲 情景 - グロスファターの踊り
第6曲 クララとくるみ割り人形
第7曲 くるみ割り人形とねずみの王様の戦い、
第8曲 クリスマスツリーの中で(冬の松林)
第9曲 情景と雪片のワルツ
 

第二幕
第10曲 お菓子の王国の魔法の城
第11曲 情景 クララと王子
第12曲 登場人物たちの踊り
チョコレート(スペインの踊り)[ボレロ]
コーヒー(アラビアの踊り)[コモード]
お茶(中国の踊り)
トレパック(ロシアの踊り)
ミルリトンの踊り(葦笛の踊り)
ジンジャーかあさんと道化(ジンジャーブかあさんと子供たち)
第13曲 花のワルツ
第14曲 こんぺい糖の精と王子のパ・ド・ドゥ
第15曲 終幕のワルツ - アポテオーズ(グランド・フィナーレ)
 

最も有名な『花のワルツ』

オーストラリア・コンサーバトワレ・バレー団 Australian Conservatoire of Ballet
は、メルボルンのコリンウッドに本拠地を置く本格派のバレー団、学校
46 Cambridge Street
Collingwood
代表:Ricardo Ella
公式Web



 

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