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日本人バレリーナ、清水さくらさんの現場レポート

クリスマス・バレエ「くるみ割り人形」に出演したバレリーナの生の声

2009年12月30日掲載

 

メルボルンの著名バレエ学校、オーストラリアン・コンセルバトワー・オブ・バレエによる「くるみ割り人形(Nutcracker)」が12月20・21日、アート・センターのハマー・ホールで上演された。
過去には、ドイツのハンブルグ・バレエ団やシンガポール・ダンス・シアターなどで活躍し、今回は、ゲストダンサーとして、パーティー・シーンのお客様とお菓子の国のスペインの踊りを踊った日本人バレリーナ、清水さくらさんの現場リポートをお届けする。

▲中央左側が清水さくらさん

バレリーナへの道は、とても険しく長い道のりだ。そして、たとえバレリーナになったとしても、それはただの始まりでしかない。舞台は、とても華やかで美しく、輝いている。でもそれは、長い道のりのほんの一瞬でしかない。だから、1回1回の舞台は特別で、それを分かち合うことのできた観客はとても特別な存在だ。

オーストラリアン・コンセルバトワー・オブ・バレエの、バレエ・ディプロマのコースには、今年、2年生に8人、1年生に3人の日本人の生徒が留学している。10月半ばに卒業・進級試験があり、クラシック・バレエ、コンテンポラリー・ダンス、キャラクター・ダンス、レパートリーなどの厳しい試験を受けた。「くるみ割り人形」の練習は、その後、本格的に始まった。毎日毎日、繰り返し、繰り返し、注意を受け、時には怒鳴り飛ばされ、時には落ち込み、仲間に励まされ、自分でいろいろ考えながら、公演本番のために踊りを磨いてきた。

公演は12月20日午後6時半、21日午後1時半と午後6時半の合計3回。チケットは早々に売り切れ、普段は売りに出されないような、見えにくい席まで販売された。

公演当日の20日、午前10時にウォームアップ・クラスが始まった。小さな子どもの出演者たちは、舞台裏のホールで14歳以上の生徒と、そしてゲストのダンサーは、ステージと客席に散らばって、毎日行う基本トレーニングを始める。その日の舞台をベストのコンディションに持っていくために、皆、黙々と体をほぐし暖め、鍛えていく。ゲストのダンサーであろうが、生徒であろうが、みんな同じだ。クラスを教える先生の声に従い、ピアノの曲に合わせて体を動かしていく。

基本トレーニングの後に、場当たり(ステージの上で踊る時のスペースを確認する)、1時半からドレス・リハーサル(衣装、舞台化粧付きで本番のように通す最終稽古)、そして、最後のダメ出し(最終チェックのコメント)などをこなし、6時半の本番を迎えた。

小さな子どもたちから今年卒業する生徒たちまで、皆ステージの上でライトを浴び、精一杯のびのびと踊る。広い、広い、客席は満席。8人の日本人の卒業生にとっては、これが最後の舞台になってしまう。皆が、ベストを尽くして踊っていた。

今年最大のプレゼントは、ニューヨーク、アメリカン・バレエ・シアターからのゲスト、ジョセフ・フィリップの王子と、二コル・グラニエロの金平糖の精の踊りだった。ジョセフは、素晴しいテクニックを持ったスター・ダンサー、二コルも素晴しいテクニックを備えたとてもチャーミングなダンサーで、2人とも、アメリカン・バレエ・シアターの新鋭スターだ。この日も素晴しい華やかな踊りで、公演を大いに盛り上げ、劇場の人々をすっかり虜にしてしまった。

生の舞台は、やはり素晴しいと思う。観ている者、踊っている者、演奏している者が空気を分かち合い、その素晴しい瞬間を分かち合う。そして、それぞれが、自分のベストを尽くし、愛をこめて踊る。しかも、何が起こるかわからない。
チャンスがあれば、ぜひ生の舞台を見てほしい。必ず、何かを感じるはずだ。この舞台を、出演者として、観客として、分かち合うことができ、とても幸せだ!

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