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MONO白熱のライブレポート

迫力のライブ、音楽が人の心に訴える瞬間

2011年10月11日掲載

音楽を聞いて涙を流したことは皆さんあるだろうか?私は今回、MONOのライブでそれを経験した。ライブの後はいい音楽を聴けたことで、しばらく気分が高揚していた。そして音楽が人の心に与えるパワーを思い知らされた。


 

アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、アジア等、全世界で圧倒的な支持を獲得しているMONO。 国内においても、FUJI ROCK FESTIVAL'08を初め、ライジング・サン・ロック・フェスティバルやアラバキ・ロック・フェスにも出演。 そんな彼らがメルボルンに再び来るというので、このチャンスを逃さないわけにはいかない。周りのオジーも、彼らのコンサートを楽しみにしている人が多くいて、彼らの国際派ぶりを表していた。


 

 


 

Gogomelbourneの今回のインタビューの中でTakaさんは、「オーケストラとのパフォーマンスは、人種の壁の無い、約30人弱の人間達が一斉に、曲を通じて、一つの純粋な思想をベースに、感情をエネルギーとして放出する事が出来る特別な場」と語ってくれたが、彼の言葉通りコンサートでは、観客皆が彼らの曲で一つになったかのような錯覚に陥る瞬間が何度もあった。彼らの音は、’空気を切り裂くように鳴り響くギター、壁を打ち付けるかのようなビート’とよく表現されているが、それにオーケストラも加わり迫力は更に倍増していた。

 

‘強くあれ。諦める前にダメもとで挑戦しろ。その後に待っている喜びの大きさを知ることができるのは、諦めなかった人だけだ’ 
そんな彼らの思いは、希望とも喪失とも感じ取れる彼らのサウンドから、観客の心に見事に響いていた。


 

 

音楽は人の心に大きな影響を与える。昔聞いていた曲を聞くと、そのときの感情まで甦る経験は、きっと皆さんにもあると思う。音楽ほど素直に私達の心に訴えてくるものはない。MONOのコンサートは、改めて私にそれを教えてくれた。


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MONO(メンバー)
Takaakira’‘Taka’‘Goto: guitar
Yoda: guitar
Tamaki: bass
Yasunori Takada: drums
http://monoishere.com/

 

 

場所:

Forum Theatre
 

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文・写真: 兼重貴子
(Written and Photographed by Takako Drew) 

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