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根性こめて変化球 グルテンボール 食してみた 

味、調理法ともに予測不可能なこの食品。アジア食材店の乾物コーナーで発見し、さっそく挑戦!

任務その7
<パフパフ 油面筋 Fried Round Gluten>



袋を手にしてみると、とても軽い!13個入りで50グラム。全部で卵1個の重さとほぼ同じ。
こんなに身軽で大丈夫かなあ~と心配になってみたけれど、ご安心を。
パッケージには「中国の豆製品 優良ブランド トップ20」という素晴らしい肩書きが。
よし、任せた!と信頼してパッケージ裏の原材料を見ると、「小麦粉、水、綿油」の3種類だけ。
堂々たる肩書きの豆製品とは全く関係ないことが分かり、再び不安な気持ちで開封することに。




手触りはお麩。人差し指でツンツン突付くと、さく~と小さな音を立てて崩れていきます。
においを嗅いでみます。昔懐かしい駄菓子屋さんの店内のにおい。
大箱の中から、当たり付きのガムを真剣に選んでいる記憶がよみがえってきました。

直径4センチの端っこを少しちぎって口の中へ。
うーん、どこかで食べたことのある味だぞーーーと、思い出すこと30秒。
そうです、食卓に登場する出番の少ない、脇役専門の揚げ玉の味でした。

 

調理法は、炒め物やスープ、鍋ものに最適。お鍋にいれてみました。
なべの表面積9割を占めること10分。ずっと浮かんでいます。
お玉でスープの下に押し付けても再浮上。この根性は見習わねば、と強く心に誓いました。

キッチンばさみで半分に切ると数分で出来上がるそうです。本当だ、知らなかった。
調理後はフニャ~としていて、先ほどの根性まるでなし。
スープのおだしをたっぷり吸いとった、味わい深いがんもどきの皮といった食感でした。



揚げ玉に味がにているので、私は細かくきざんで日本そばの上にのせ、たぬきそばにして頂きました。
味も食感も大変身、まさにタヌキに化かされたような気持ちになりました。

パッケージの輸入元のシールをはがして見ると、下には冷凍庫で365日保存できるという説明書きが。
1年経っているうちにすっかり忘れてしまいそうです。
それにしてもこの食品、日本語でなんと呼べばいいのでしょう?
みなさんからの命名権を募集しております。

<著:久里類>

コメント

以前のコメント

tachi   (2012-06-08T00:56:14)
今回も美味しそう中華だけど和の食材ともベストマッチ
みのる   (2012-06-02T10:47:35)
毎回タイトルだけで笑える。浮遊玉は??
ケン☆リュウ   (2012-06-01T21:27:08)
命名! 『麩ニャ玉』!! いまいち?!
たらこ   (2012-05-30T23:31:46)
今回も、いとおかし。 次回は何かな~。ワクワク。
55   (2012-05-30T16:11:05)
タヌキうどんをさっそく試してみました。うまかった。 毎週、楽しみにしてます。

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この中華食材はどうやって食べるのだろう?何に使うのかな? そんな疑問に体当たりでレポート。 みなさんも不思議に思っている食材がありましたら、どしどし教えてください。 『嬉し、楽し、好味道!』

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