メルボルン・シンフォニー・オーケストラを聴きに行ってきました!
感動のクラシック音楽が奏でる歴史と芸術。
2012年9月27日掲載
Melbourne Symphony Orchestra(MSO)。
MSOは国際的評価を得ているオーストラリア内での最も古い交響楽団。設立1906年。
その評価は未だに確固たる地位をもたらしたまま、多くの聴衆を感動させ続けている。
そんな由緒正しいMSO、実は筆者が聴きに行くのは初だったのです!わくわく!
この日は『Tchaikovsky's Pathétique』と題して、
かつて友好のあったドヴォルザークとチャイコフスキー、両者の楽曲を。
●ドヴォルザーク 序曲『謝肉祭』
●ドヴォルザーク チェロ協奏曲
●チャイコフスキー 交響曲第6番ロ単調『悲愴』
場所はHamer Hall。
あっという間にお客さんで埋め尽くされてしまうほどの人気の高さ。
年齢層も幅広く、多くの方々の日常にしっかり根付いているMSOの人気が伺えました。
演奏者の方々のチューニングがされ、一呼吸静かになったところでゆっくりと開演。
この日のゲストは、指揮者のLouis Langréeさんと、チェロ奏者のJian Wangさん。
こんなに大勢の演奏者の音を、大きくうねるように一つにしたり、細かくステップするほど軽快に誘導する、
指揮者の素晴らしさをこれでもか!というほどのアグレッシブさで表現されるLouisさんに感服。
そしてチェロ奏者、Jianさんのチェロの音色もまた、むせび泣くというような繊細な表現がぴったりではないか、
というほどの感情表現豊かな素晴らしい演奏。
そして、もちろんMSOの皆さん。大勢の音が集まり、一つの音楽を奏でる素晴らしさに加えて、
やはり彼らの歴史の深さや、揺るぎない音楽の質の良さを感じました。本当に素晴らしかった!
みなさん、ゆったりと、良い音楽に浸りたい時には、是非メルボルン・シンフォニー・オーケストラを聴きに行ってはいかがでしょうか。
文・写真(クレジットのないもの):maruyo