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Earth Hour Concert

Think Grobally, Act Locally

2009年3月31日掲載

28th March 2009 @ Federation Square

 フェデレーション・スクエアで開催された〝Earth Hour Concert”。世界唯一の「EARTH HOUR」公式ライブとして開催され、数万人の人が集結した。午後8時半には、フェデレーション・スクエアから目と鼻の先にあるフリンダース・ストリート駅(Flinders Street Station)やGovernment Houseが消灯されているのが見え、暗闇に包まれた1時間だった。

 

 「EARTH HOUR」は自宅や企業、その他の電気を1時間消すだけという簡単な試み。〝Think Globally, Act Locally”とはまさにこのこと。午後7時から午後10時過ぎまで行われたライブのすべての電源は、24日からコツコツと人の漕ぐ自転車で作り溜めておいた電気で賄われた。これはオーストラリアの歴史上でも珍しいことだろう。会場にはオーストラリア環境・国家遺産・芸術大臣のピーター・ギャレット氏(Peter Garrett)も登場。

 

 ライブはメルボルンを拠点に活躍するアーティストが中心。インディーズ・シーンで活躍するAugie Marchをはじめ、若者に絶大な人気を誇るパンク・ロックバンドThe Living Endからボーカル兼ギタリストのChris Cheney、またKram (Spiderbait)、Ash Naylor (Even/Paul Kelly)、Renee Geyer、Paris Wells、Vika & Linda、Wally Meanie (The Meanies)、Matt Cotter (Even)、Bruce Haymes (Renee Geyer)、Jessica Mauboy(オーストラリアン・アイドル)、Cassie Davis、Axle Whiteheadなど…。最後はほぼすべてのアーティストが舞台上にあがってパフォーマンス。若いアーティストからベテランの骨のあるパフォーマンスに人々は魅了された。

 

 気候変動問題に対する認識を高めるために開催されライブは、楽しみながら真面目に地球のことを考えるための良い機会となっただろう。「EARTH HOUR」が今後も継続して開催されることを願う。また全世界で消灯したことが、地球のより良い未来につながることを切に願わずにはいられない。

 

◇ライブの様子


EARTH HOUR
URL:http://www.earthhour.org/

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