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STING シンフォニシティ・ツアー レポート

MSOとの共演!聞き惚れる一夜

 前作からわずか半年あまりで発表したアルバム『SYMPHONICITIES』。イングランド名門の由緒あるロイヤル・フィルハーモニック・コンサート・オーケストラと共演し、ポリス時代やソロのヒット曲や代表曲を録音し直した、まさに“ベスト・オブ・ポリス&スティング”の壮大なシンフォニック版である。

 2010年でソロ・デビュー25周年を迎えた。近年はクラシックとのコラボを数多く行っており、コンサートでは数多くのヒットソングを、メルボルン・シンフォニー・オーケストラ(MSO)と共演。またボーカリストとして参加しているJo LawryはSA出身。長年のスティングの相棒というべきギタリスト・Dominic Millerももちろん参加している。

  

 Sidney Myer Music Bowlで開催され、後部の芝生席は観客で歩くスペースがなくなるほど埋まっている。軽食持ち込み可能、会場でもチップスやビール・ワインなどが販売され、アリーナなどで開催されるコンサートとは違った趣で、芝生に寝そべったりしてゆったりのんびりと過ごせた。

 ほとんどの曲の解説を少しずつしてくれる。日本のコンサートではほとんどMCなしで進んでいくこともあるが、この日は冗談交じりに話してくれてスティングの人柄もあふれていた。メルボルンで初めて講演したのは1980年のフェスティバル・ホールだったそうで、30年以上のキャリアがあるスティングも今年で60歳を迎えることになる。

 MSOとの共演もあり、シンフォニックにアレンジされた曲も多くあるが、『Next to you』はオーケストラがロックを奏でるアレンジ、コーネリアスが参加したこともある『Moon Over Bourbon Street』のアレンジは原曲をとどめないほどで、ミュージカルとさえ思えるほどでとても素晴らしい。曲の最後にスティングが犬の遠吠えをするのだが、観客からも遠吠え返しが。

 ポリス時代の名曲『Roxanne』は柔らかく優しい雰囲気になっていて、『Every Little Thing She Does Is Magic』もポップ調がうまく残されている。『This Cowboy Song』ではステップを踏み、またジョニー・キャッシュの名曲をクラシック調にカバーした曲などあり、とてもバラエティに富んだ内容。『English Man In New York』のフレーズはクラリネットのソロで表現し、バイオリンやトランペットのソロなども交え、MSOの魅力もたっぷり味わえた。

  

 観客は音楽にのって楽しむというよりは、聞き惚れている、聞き込んでいる様子。またQLD州の洪水被害に対し『Fragile』も必要最小限の楽器で荘厳に演奏した。原曲の雰囲気を残してアレンジされた『Every Breath You Take』で盛り上がりは最高潮となり、3回目のアンコールに「One more, yeah?」とギターの弾き語りで『Message In A Bottle』を披露し、もちろん大合唱。

 オーストラリア公演の前に日本を訪れ、テレビ番組のインタビューで腕を骨折していることを公表していたスティングだったが、快調にギターやハーモニカを演奏していたので一安心。時折ロッド・レーバー・アリーナからAustralian Open Tennisのセミ・ファイナルの歓声が会場まで聞こえてきて、かなり乙な夕暮れのコンサートだった。

 今回のコンサート模様(ベルリン公演)はすでにDVDでも発売されている。年齢を重ねるごとに、さまざまな音楽とのコラボに挑戦しているスティング。そのパワーの源は「音楽、愛、少年のような好奇心」だとか。60歳を超えて奏でる音楽がどのように変遷していくのか、どんな曲を奏でてくれるのか、ますます楽しみでもある。

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