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Cafe Biz 2011イベントレポート!

2011年5月24日掲載




先週末にMelbourne Showgroundsで行われたThe Australian Coffee Festival & Cafe Biz 2011。

正式には業者のみにオープン(問い合わせたところ”別に誰でも入れてあげるよー”とのこと)という、少しマニアックな日曜日(22日)の午前中に会場を訪れた。朝一、業者向け、Showgrounds(交通の便悪し)ということで、お客は少なめ。


メイン会場ではTeam Barista Championshipの予選が行われていた。


このCompetition、4人のバリスタでチームを作り、制限時間内で30杯のコーヒーをオーダーにそってより正確に、美しく、おいしく作るというもの。トーナメント方式で行われ、カードに書かれたオーダーは審査員がタイマーを押すまで秘密。 それぞれのチームが使うマシーン、豆、カップなどの条件はすべて同じ。

今回行われていたのはround 1。


Victoria州代表のチーム。

よーいドン!で一斉にバリスタ達が動き始める。エスプレッソ担当、ミルク担当、できたコーヒーを運ぶ人など役割を分け、手際よくオーダーをさばいていく。4人のバリスタがてきぱきと動く様には、ついつい見入ってしまう。

 

中盤になると観客も少し熱くなってくる。
“Woo--- Late---!!!”というどちらを応援しているのかよく分からない声援も(笑)。


それぞれのコーヒーは3人の審査員により同時進行で審査される。2チームのうち、より優れているコーヒーのほうに審査員のコインが置かれ、そのコインが多いほうのチームが勝者となる。バリスタたちは審査の結果を見ることができるため、負けている方のチームはよりプレッシャーを感じることだろう。それでも時間は迫り、スピードと正確さの兼ね合いが大切になってくる。

 

どちらも時間内に終了!観客からは大きな拍手が。

残念ながらvictoriaチームは1回戦敗退。このチーム、この後も練習のためかコーヒーをすごい速さで作り、無料で配っていた。
ぜひ今後も頑張っていただきたい。

 

その後は各ブースコーナーへ。コーヒーマシーンや豆はもちろん、カフェに関わるあらゆる業者が集まっている。

 
 

少し変わっていたのはCoffee Chemistry.com。http://www.coffeechemistry.com/
コーヒーのうまみなどを科学的に研究している。コーヒー業界もハイテク化してきているようだ。


カフェインの模型...


また最近ではフェアトレードコーヒー豆を使うカフェ、キープカップなど地球に優しいプロダクトを使うカフェも増えてきている。カフェというものはいろいろなものを発信している場でもあるのだ。私たちの身近にある場所だからこそ、そんな役割が果たせるのだろう。

 
Thankyou WATER(http://www.thankyouwater.org/) 売り上げが発展途上国の水供給プロジェクトに使われる。

 

このイベントに参加して気づいたのは、カフェというのは様々な要素からできているということ。

コーヒー1杯を作るには、豆、コーヒーマシーン、ミルク、砂糖などたくさんのものが必要。そしてそのコーヒーを入れるカップ、ソーサー。その他、スウィートや軽食、水、ジュースなどもカフェには欠かせない。またカフェというものは雰囲気も大切だ。カフェスタッフのチームワーク、接客に加え、椅子やテーブル、インテリア、音楽なども。そして利便性といった面ではWi-Fi、オーダーシステムなども重要になってくる。

 


誰でもお気に入りのカフェはあると思う。

今度そのお気に入りのカフェを訪れた際は、コーヒーを片手にいつもとちょっと違った目で観察してみてはどうだろう。コーヒーの味、カフェの雰囲気といった基本的なことはもちろん、今自分が座っている椅子の座り心地、コーヒーカップ、ナプキンの置き方、かかっている音楽、置いてある雑誌など細かいところまで。カフェのスタッフの気配りに気づくかもしれない(気づかないかもしれない(笑))。

いろいろなテイストのカフェがあふれるメルボルン。お気に入りポイントをたくさん持つカフェを探して、カフェ巡りはやめられない。



GO豪メルボルン内、カフェ検索は こちら

 

The Australian Coffee Festival & Cafe Biz 2011
WEB:http://www.cafebiz.net/


 
 

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