「なでしこ」カメラマン sHue :)、メルボルンを卒業します
「25までに日本でプロのカメラマンになる!」
2012年5月15日掲載
去年の11月から「今週のNamato Nadeshiko」を中心に、F1やレストラン・レビュー、インタビュー記事、広告企画などで、GO豪&JIMを魅力ある写真で飾ってくれた「ふぉとぽえまー sHue :)」くんが、5月14日、メルボルンを発って日本へ帰国しました。
「かばん持ちでもいいから『なでしこ』の撮影隊に入れてください!」と、熱心にアプローチしてくれたアマチュア・カメラマン、たったの半年でGO豪の一番人気コーナーをすっかり自分のものに。
もともとの写真のセンスに、どんなことにもチャレンジするやる気と、新しいことを学ぼうという姿勢、挨拶やコミュニケーションがしっかりできる真摯さ。
そんな持ち前のいいところをバネに、GO豪という場をジャンプ台にして、カメラマンとしての力と自信をぐんぐん上昇させた彼。
日本へ帰って、プロのフリー・カメラマンを目指します。
GO豪編集部からエールの気持ちをこめて、sHue :)君の人となりを伝えます。
---写真はいつから?
「撮り始めたのは19のときから。
友達でカメラマンになりたいやつがいて、カメラぶらさげてるの、かっこいい、モテるんじゃないか、って。
写真も、詩も、服屋で働いたのも、全部、女の子にモテたいからです 笑 でも全然モテてないです 笑」
「今、プロになりたいのは、もっと上を目指したいから。
女の子を撮って、僕だけにできることを」
「服屋で働いていたので、その時から雑誌のファッションスナップとか好きでした。
名古屋で、モデルさん使って作品っぽい写真展とかやっていました」
「出身は滋賀。田んぼがいっぱいあるのどかなところ。そのせいか僕、視力がすごいんです。2.5。カメラマンとしては適してる 笑」
---オーストラリアに来たのは?
「2つ目標がありました。
海外で撮りたい、っていうことと、海外で写真展をやりたいってこと」
「写真展は、最初語学を勉強してたアデレードですぐに実現してしまって。
そのあとお金貯めるためにファームに行ったんですが、オーナーが日本人嫌いなヤツ。
夜逃げしてそのままメルボルンに来ました。
でも思えばやなヤツだったおかげで、メルボルンに来れた」
「メルボルンはワーホリの日本人いっぱいいるけど、ダラダラしてる人が多いなと。僕も最初はそうだった」
「ジャパレスでバイトしてるだけじゃ、ただバイトしてるのが海外なだけじゃんって」
「英語やるのは、自分にはナンセンスだな、って気がついた。1年やそこらいて、そんなにできるようになるわけない」
---去年の11月に「『なでしこ』の撮影隊、荷物持ち等、何でもします」って、GO豪にメールを送ってきてくれたんだよね。
「『なでしこ』見て、これだ! と思って、その日のうちにメールしました。僕は20人ちょっと撮った『なでしこ』、半年の僕の成長が見てもらえると思う」
「最初は素人っぽかったと思う。でも今はそんなこと言わせない」
「なでしこ見てくれたら、sHue :)ってこんなやつだ、って、分かると思う」
「女の子っぽい、ふんわりした写真って言われます。草食系カメラマンかな」
「ボクはちょっと動いただけ。あとは、周りの人が育ててくれた」
「『ふぉとぽえまー』、フォトグラファーとかカメラマンよりひっかかるっていうのが狙い」
「なでしこやりながら、別のショットで撮らせてもらって、それに詩をつけたコラムもやらせてもらいました。これからも何かメッセージ、伝えたい」
「HPの写真ブログは毎日更新してる。長い間毎日やることで、すごい、って思ってもらえる。たまに1日で1000くらいアクセスがある」
---写真の、何が好き?
「撮るっていう、行為が好き。別の世界があるっていうか。ニコンのカメラは、シャッター音で選んだ」
---日本に帰ってから、どうするの?
「まず東京で、3ヶ月バイトしてお金貯めて、スタジオや雑誌の編集部を実際に回って売り込む」
「25, 6までに、プロの、フリー・カメラマンになります」
sHue :) くんの未来に、GOOD LUCK!
ホームページ:solitary-toys.jugem.jp/
GO豪コラム:www.gogomelbourne.com.au/columns/shue/
聞き手・文:田部井紀子
☆お知らせ☆今週から3回に渡り、sHue:)くん解説による『なでしこ総集編』をお届け予定。お楽しみに!