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シドニーファッション対メルボルンファッション

冬こそお洒落を楽しもう

日本のファッションは、すっかり夏服特集。
季節が間逆のオーストラリアは、2シーズン遅れたファッションということになり、オーストラリアのファッション雑誌を読む気にはならない。
そもそもファッショントレンド自体、どうでもよくなって来るのが本音、というのは私だけではないだろう。。
しかし、ここメルボルンでは、ファッション感度の高い人がなかなか多い。ファッション・トレンドを必死に追う風潮はないものの、自分のスタイルを持って,ファッションを楽しんでいるお洒落な人を多く見かける。オーストラリアといえども、メルボルンではお洒落に気を抜けないなぁと常々思う。
ここで、GO豪メルボルン ライター 船本藍さんからのレポートを下記に紹介。

GO豪メルボルン ライター 船本藍

先日、5歳になった娘と、5年間過ごしたシドニーへ久しぶりに遊びに行った。

実に3年ぶり。


シドニーはオーストラリアで一番の大都市だけれど、
この国であることには間違いがないのでその感覚で行ったら、
あまりにも大きな街であることに改めて実感し、すっかり「おのぼりさん」になってしまった。
市内中心を縦に通り抜けるジョージストリートは、すっかり変わり果てた。
私が住んでいた頃はなかったのに、今は無料で市内を回るバスが左回りと右回りに走るようにもなり、
そうでなくても変わらずバスの本数は多いし、やはり便利に越したことはない。


3年たっても同じだなぁ・・・と思って、ふとおかしくなったのはシドニーの街行く人。
はっきり言ってファッション感覚が欠けている。
流行に遅れているわけでもないけれど、
でも暑さを回避し、寒さを防御できればそれでいいという格好。
色気より食い気。
際立って目立つ人。

その点、メルボルンはファッションに常にこだわりを持っている人がとても多い。
市内にいると、自分の個性を知りつつ服装に気を遣っている若者がほとんど。

例えばシドニー。
暑けりゃジーパンの上におなかの脂肪が乗っかっていようとも、だって私は暑いんだから。
そんな女性は多い。
素足で市内を歩く人もいる。
熱くなったコンクリート上を素足で歩くほうがよっぽど暑いと思うけれど、
それより道路に危険なモノは落ちてないかしら?

変わってメルボルン。
たしかに「ジーパンの上に脂肪」はいる。
それでもあまり違和感を感じないのはなぜだろうと、人間観察をしていてふと気付いた。
メルボルンの若者は小物使いが上手い。
サングラスにしたってブレスレットにしたって、みんな上手に服装と合わせてコーディネートしている。
私も真似したくなってファッション雑貨のお店で鏡越しにスカーフを頭に巻いてみたら、
デビュー当初の光ゲンジみたいになってしまったのでやめた。
 
 
こういうファッション感覚の違いには、シドニーから越して来てすぐ気付いた。

「どうでもいいTシャツ+ジーパン+ビーチサンダル=普通」だったシドニーの同じ格好でメルボルン市内を歩いたら、
自分だけなんとなく浮いているような気がした。
この三点セットだけで街行く若者を目にすることが、真夏のメルボルンでは、ほぼないに等しい。

うーん、シドニーではこの姿が溶け込むはずだったのに・・・。

今冬本番を迎えているメルボルンでは、寒くなるともっとみんなオシャレに見える。
寒いから身に付けるものが増える分、なんだか夏より冬のほうがオシャレ度がアップ。

シドニーでは冬だってビーチサンダルは必需品、むしろ当たり前だった履物が、
メルボルンでは見かけることがあっても、きっとあの人たちは私みたいにシドニーから越して来た人たち。

いずれ私みたいにメルボルンのファッションに気付いていくだろう。


たった一人でカフェでのんびり。

人間観察をしながら過ごすメルボルンは、シドニーよりもっとおもしろいのかもしれない。
 

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