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2013 Tom Rogers Marsanne

こんにちは。
Nishです。

 

今回はワイングラスの話。

ワイングラスって色々なタイプのグラスがありますよね。

それぞれのワイングラスの形状には理由があるって知ってました?

 

それはつまり舌の味覚。

舌の先端は甘味を、両脇は酸味を、奥は苦味を強く感じるというそれぞれの部分の特長がその理由なのです。
 

グラスの中に入った液体が傾けた時に口の中でどのように流れるかがポイントとなるわけ。

シャンパンのグラスだと豊かな香りと泡の湧き出る様を楽しめるようにボウルの部分を高く、そして飲み口から液体が比較的幅広く流れるようなつくり。

酸味が強くフルーティーなワインだと、液体が舌先に導かれて果実由来の甘さを感じられるように。

酸味が強めの赤ワインだと、その酸味を強く感じさせないように、飲み口の部分から液体が細く長く流れるような形状。

 

ワイングラスを変えることによって、味わい方が変わってくるのです。

色んなワイングラスでワインを試してみるのは新しい発見があっていいんじゃない。

例えば、ビールをフルーティーなワインを飲むときに使うグラスで飲んでみたらどうなるか?

苦味よりも甘さを引き出したビールの味わいを楽しめるかもしれませんよ。

 

 

さて、ワイン。

メルボルンの南東、ムーラビンのボトル・ショップ”Grape & Grain” https://www.grapengrain.com.au/で購入しました。このお店、ビールとワインの品揃えがユニーク。お店の奥はラウンジ的なつくりでビールとワインが楽しる気軽な雰囲気がいい。BYOでフードが持ち込めるし、近くのカフェからデリバリーサービスもできますよ。

 

2013 Tom Rogers Marsanne

ヤラ・ヴァレー産のマルサンヌという葡萄品種の白ワインが本日のワイン。マルサンヌといえば、フランスのコート・デュ・ローヌ地方のエルミタージュという高貴な白ワインのイメージが強いですかね。

アプリコット、花梨、ビーズワックス、カモミール、フレッシュ・アーモンド、ドラゴンフルーツの多彩な香り。

ほのかに感じる樽のニュアンスに凝縮感のあるトロピカルフルーツ的な果実味はクドクなくって、マルサンヌらしい個性。そしてメリハリのある酸味とグレープフルーツのようなビターな味わいが奥行を演出しているようです。

ココナッツミルクを使ったカレーなんていいと思うけど、今晩は、’Braised Pork Neck with Cider’に決定!

Bon appétit 

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