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2018 Coriole Fiano

こんにちは。

Nishです。

 

ワインをテイスティングする時って、グラスを回します?

 

なんとなく回しているだけ?

 

ちゃんとした理由がありますよ。

ちなみにグラスを回すことを“スワリング”と言います。グラスを回すことによってワインにより空気に触れさせることが目的。閉じているワインの香りを開かせたり、空気に触れさせることにより角が取れてまるくなったりするのです。

 

回し方は、テーブルの上にあるグラスのディスク部分に人差し指と中指をあて、ゆっくりと内回りに回します。

右手で行う場合はグラスを右側に置いて反時計回り。左手だと左側にグラスを置いて時計回り。

この法則は、もし“スワリング”中にワインが溢れた場合に自分の方に飛び散るので、隣の人にかかってしまう可能性が少ない。つまり安全策になります。

 

まず、テイスティングの時は、スワリングをしないでワインの香りを嗅いでみて下さい。そして、その後にスワリングをしてまたそのワインを再度嗅いでみるのです。その違いにビックリするはず。

 

スワリングをすることにより、そのワインの数年先の香りを予測することも可能なのです。

 

ちなみに私。開けたワインをテイスティングしてみて、あーもう数年待った方が良かったなぁ、なんて経験たくさんあります。

 

さて、今回のワインは、

2018 Coriole Fiano

 

今回も前回と同様にサウス・オーストラリアのマクラーレン・ヴェールから。Fiano(フィアーノ)という白葡萄品種です。これはギリシャ原産で、古代ローマ時代から存在する品種になります。現在はイタリア南部のカンパーニャ州やプーリア州で主に栽培されています。オーストラリアではマクラーレン・ヴェール(SA)を始め、グラニット・ベルト(QLD)、ハンター・ヴァレー(NSW)、キング・ヴァレー(VIC)、グレイト・サザン(WA)などで、広く栽培されています。

レモン・ドロップや柑橘の皮、ハニー、フェンネル・フラワー、カモミール、オレガノの香り群。イキイキとして繊細な酸味と、しっとりと広がる果実味が特徴です。滑らかな質感で、豊富なミネラルと共に余韻を堪能できまるのです。

マッチングの料理:料理本の”Forgotten Skills of Cooking” から”Mackerel with Almond Migas”

 

Bon appétit 

 

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