6 / 7days -大自然!クレイドルマウンテン-
3カ月でオーストラリアを1周する方法 【タスマニア編】
2012年8月16日掲載
オーストラリアに来て一年ちょっと。メルボルンに住んで半年ぐらい。目と鼻の先にあるタスマニア、すっかり寒くなる前に行ってみたい!そんな思いから、レンタカーを駆り、タスマニアを1週間で1周した記録を、たくさんの写真と共に全7回で綴ります。
今日はいよいよCradle Mountainへ。タスマニア観光の目玉と言っていいでしょう。素敵だった宿をテキパキとチェックアウトし、車に乗り込む。
車を走らせ、ほどなくして現れるなにやら面白そうな看板。行ってみる。…と、砂丘!砂丘がありました。で、でかい。こんななんでもないような所にこんなに大きな砂丘があるなんてさすがオーストラリア。この時は早朝で他に人はいなかったけど、何やらアトラクションもあるようです。ぶらぶらと砂の上を歩き、ほどなくして満足したのち出発。いい砂丘だった。
国道を北へ東へ南へ。すいすいと車を走らせ、気付けば国立公園内。Cradle Mountain-Lake Saint Clair National Parkである。昨日もこの国立公園を通ったが、それはこの中でもレイク・セントクレア部分。今日は、クレイドル・マウンテン部分。大きな国立公園だこと。
ここでは、風光明媚な眺めの中でのトレッキングができるらしい。色んなコースがある中、欲張りコースを選び早速出発いたします。こんな道を、トコトコ歩く。遊歩道の上に野生動物の痕跡多数!
トコトコトコトコ歩き、最初のスポットへ。ここは(多分)Crater Lake。すんごい水が透き通っている。そして空気も。山が湖に映っているというだけのことだけど、感動を覚えるほどの景色になっている。大自然!
今度は上へ。階段や傾斜が多くなってくるが、これほどの大自然に囲まれると疲れも感じず、一歩前で待つ景色への期待に足を動かされる。たまに後ろを振り返ると、それはそれで素晴らしい景色と再会できたりして。
徐々に険しくなる道を越えていくと、Lookoutまではもう少し。そして、到着!
絶景。いやぁ絶景であります。随分と高くまで登って来たものだ。とても空気がおいしい。気がする。ヒンヤリした空気が汗を乾かし体の芯まで届く。清々しいとはこのことです。…あんまり長居すると風邪引きそうだけど!
存分に景色を堪能した所で、下る。やっぱり、なのか下りの方が時間がかかる。が、いつの間にやら水面と同じ高さまで来たらしい。さっきまでものっすごい下~の方に見てたのに…。これがDove Lake。さっき上から見てた湖をぐるっと回ります。
以降は、平坦な道をひたすら歩くのみ。タスマニアデビルを探しながら、トコトコトコトコ。 どこから見ても、ほとんど変わらないクレイドルマウンテン。すごい…ビッグだ。少し悪く言うならば退屈な道のり。…おっと、そんなことはない。大自然に囲まれ、体の中が浄化されるような思いでトコトコトコトコ。タスマニアデビルはいない。。。
ぐるっと回り、悠然とそびえ立つ山を最後に確認。ちなみにこの場所までは最寄りの駐車場から約10分…。ずいぶんとぐるっと回ったものだ。なんとも欲張ったトレッキングコースであった。大満足ですよクレイドルマウンテン。楽しかった!
さて、Stanleyという町が最後のベッドタウン。なぜか壮大に道に迷ってワラビー達に車を囲まれたりしたせいでチェックイン時刻を大幅に遅れたが、なんとか到着。おいしそーうなパスタ屋さんに時間ギリギリで駆け込み、スパゲッティをテイクアウェイ。宿に戻り、最後の乾杯は感慨深い。
楽しかったタスマニア一周の旅も、残すところはあと一日。まだまだ後ろは振り返らず、明日の楽しみを夢見て就寝。