+3 days - Tasmania - ブルーニ-島へ
心を浄化してくれる景色のある島
ブルーニー島とはホバートから車で約1時間ほどの場所にある島。島の面積はシンガポールと同じぐらいのサイズだという。しかし人口はシンガポールの540万人に比べブルーニー島は600人ほどだ。南極に近い人口の少ないこの小さな島は、汚染されていない自然の宝庫。 もし、タスマニアにもう3日間滞在するとしたら、是非旅のプランに含めてもらいたいと思う。
タスマニアからブルーニー島へは橋がかかっていない。タスマニア本島のケタリングという街からブルーニー島まで約2kmの区間をフェリーが往復し、人や車を運んでくれる。
ブルーニー島で観光名物となっているのがアドベンチャー湾をクルーズしてくれるスピードボート。野生のいるか、アザラシ、運が良ければくじらにも巡り会える楽しいツアーだ。
この日、アジアからの大量の観光客(筆者を含む)を積んだスピードボートはアドベンチャー湾を通り越し、南極海ぎりぎりまで渡ってくれた。事前に酔い止めのジンジャータブレットを配ってくれる。しかし、あまりのボートの揺れに船酔い者続出。船酔いに自信の無い人は気を付けたほうが良いかもしれない。
ボートツアーは最短で3時間。その後、カフェで軽食を取り、ブルーニー島を車で走る。オイスターファームで新鮮な生牡蠣もしっかり食してきた。そして、途中、是非見ておいてもらいたいのがアドベンチャー湾の展望場所である。
ブルーニー島を南と北に分けるネックと呼ばれる場所を頂上から見渡す。汚れという言葉を知らないかのような景色がそこにあった。人間社会の複雑なしがらみを全て心から浄化してくれそうだ。いつかこの場所でゆっくりした時間を過ごす機会が持てたらと思っている。
ブルーニ-島へのアクセス
ホバート市内からケタリングまで車で約45分ほど。そこからフェリーで15分。レンタカーをしない場合はホバート市内から出るバスツアーを申し込むほうがよい。この記事で紹介したボートツアーはオンラインでも予約が可能だ。
Bruny Island Cruise- http://www.brunycruises.com.au/