観光・楽しむentertain

MELBOURNE建物図鑑tatemono

【新連載スタート!】MELBOURNE建物図鑑

メルボルン建築の代表 州立図書館

2011年11月3日掲載

 

メルボルンをベースに活躍するフォトグラファーRyoが、メルボルンに数多く点在する魅力的な建築物をファインダー越しにご紹介!

 

メルボルン・セントラル駅とRMITに面して位置しているビクトリア州立図書館。メルボルン大学と共に1854年に敷石が置かれたという長い歴史を持ちます。設計者はジョセフ・リード。彼はのちにメルボルン市庁舎や王立博覧館(ロイヤル・エキシビション・ビルディング)も手がけることになります。

150万冊の蔵書を誇る館内では壮大なラ・トローブ閲覧室、レッドモンド閲覧室、そのほかにも本を読んだり音楽を聴いたりしながらリラックスできるスペースがたくさんあるので、ふと市内で時間ができたときに立ち寄るのにおすすめ。チェス・テーブルがあるのもおしゃれです。また、館内正面の階段を上るとスターウェル・ギャラリー、マッカーサー・ギャラリー、コーウェル・ギャラリーという3つの展示室に入ります。ここでは常設展示の他に企画展も開催しているので、図書館正面の大きな幕で宣伝されている展示が気になったら迷わずチェック。

暖かい季節には館前の芝生が人びとでにぎわうのでランチを持ち寄ってのんびりするのもよし、東側には併設して食事も楽しめるカフェもあります。


▲夜の図書館をスワンストン・ストリートから。閉館後、暖かい光でライトアップされた姿は日没後の町でもひときわ目を惹きます

 


▲ラ・トローブ閲覧室の壁面の細部。まっしろな壁に繊細な植物の飾りが施してあり、大きな図書館の中は厭きることがありません

 


▲ラ・トローブ閲覧室天井。午前中に訪れれば太陽の光がたっぷり差し込む静かな閲覧室を愉しむことができます

 


▲ 4階に位置するドーム・ギャラリーから ラ・トローブ閲覧室を一望。シェイクスピアのステンド・グラスもあるので探してみて

ビクトリア州立図書館(State Library of Victoria)
328 Swanston Street, Melbourne

 

Ryo
studiomonsoon.com
ryo@studiomonsoon.com

コメント

関連記事

最新記事