Good Food & Wine Show 2011

メルボルン最大級！食とワインのイベントレポート

2011年6月6日掲載

3th-5th June, 2011 @ Melbourne Exhibition Centre

食とワインの祭典、”Good Food & Wine Show”が今年もメルボルンで開催された。シドニーやパース、ブリスベン、アデレードでも開催されるこの大規模なイベントは、今年で11年目を迎える。3日間を通して数万人が訪れ、300ほどのブースが出展する、グルメファンなら見逃せない一大イベントだ。

　　

会場に入ってまず目に飛び込んでくるのは数えきれないほど多くの食品ブース。ナッツ、お肉、オリーブオイル、紅茶、クラッカー、オーストラリア産のはちみつ、ドレッシング、スパイスなどなど。その多くがおいしそうな自慢の食材を並べていて、実際に試食をすることもできる。各ブースで食べ比べをしているうちにお腹も満たされてきそう。

このイベントの目玉はなんといってもCELEBRITY THEATERだろう。有名なシェフによるデモンストレーションの場で、プロの鮮やかな技術に触れる絶好の機会。自分で料理をする時に使えそうなテクニックや、素材選びの際に役立つ情報も教えてくれる。

中でもとても盛り上がっていたのは、高視聴率番組『MasterChef』の審査員としても有名なGary Mehigan氏とGeorge Calombaris氏の回。「Celebrating the Sea」がテーマということで、伊勢エビや牡蠣、イクラなど豪華な食材に加え、カラシや大根など日本の素材も使いこなす鮮やかな腕前に観客は魅了された。

料理のいい匂いが会場に漂ってきたところへ、George Calombaris氏から牡蠣の試食希望者を募る声が。今まで牡蠣を食べたことがないという女性が壇上にあがり、試食。あまりのおいしさに笑顔がこぼれていた。約30分ほどのパフォーマンスの間、二人は息の合ったコンビネーションで料理や素材の説明をしながらも、食材や調理道具、時には観客を使ってユーモアたっぷりに会場を盛り上げていた。

チャンネル１０の料理番組『Ready Steady Cook』やWoolworthsのCMでもおなじみ、「The Kitchen Cat」のオーナー・シェフTobie Puttock氏はチキンのミルク煮、キヌアサラダなど鮮やかな手つきでパパッと3品を作りあげた。

広い会場の中でもかなりの面積を占めるWorld of Wineのコーナー。ワインを扱う80社以上ものブースが並び、会場で3ドルのワイングラスを購入すれば各ブースで試飲ができる。やはり人気のコーナー、舌の肥えたワイン好きの人々で溢れていた。

一角にはワインシアターと呼ばれるワインについて深く学べるイベントも。知識を入れた上で飲み比べてみると細かな違いに気づいたり、さらにおいしく感じること間違いなし！テーマ別にスケジュールが組まれており、学びたい回に参加できる。

また、DECANTER BARでは50ドルで洗練された受賞歴のあるプレミアムワインをソムリエの説明と共にテイスティングすることができる。落ち着いた空間で、「優雅なBBQ」、「官能的な成熟」などのテーマに沿ったラグジュアリーなワインが楽しめる。

会場に来ていた人に話を聞いてみた。メルボルンから友達と参加。ここ2、3年は毎年このイベントに来ているというリピーター。4時間ほどの滞在で20杯以上のワインを試飲したそうで、とても満足そう。首から下げられるワイングラスホルダーは７ドルで購入。グラスをなくすことがないし、いつでも飲めるので便利！とのこと。

またワインだけではく、ビール好きの方のためにビアガーデンも。