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SAVE THE PUPPY!! 子犬たちを守るためにできること

オーストラリアで広がる子犬を守るためのデモンストレーション

2012年9月22日掲載

まだまだ肌寒い日が多いものの、既に夏へのカウントダウンが始まり街が浮き足立っている今日この頃。
あちらこちらでさまざまなイベントやフェスティバルが開催されていますね。


  

  


State LibraryやFederation Squareなどメルボルンを象徴する各所で行われるデモンストレーションもメルボルンの街を象徴する風景の一つかもしれません。
9月16日(日) ペットショップ業界で生産される子犬たちの保護,取り締まりを訴えるためビクトリア州議事前には愛犬を連れた多くの人が集まりました。
このデモはメルボルンだけでなくシドニーやアデレードでも同日行われました。

  

ペットショップで売られている子犬、犬の多く(団体発表によると95%以上)が、子犬生産業者やバックヤードブリーダーと呼ばれる人たちによって生産されています。
そういった環境にいる子犬、犬たちの中には劣悪な状況下で育てられているケースも多く精神的、肉体的な虐待の事実が認められています。
また現在はこの状況を取り締まる特定の法律がない上、ペットショップの情報開示が十分にされていないことも問題の一つと思われます。


今回このデモを企画、実行したのは動物のケアと虐待に対する保護を目的にしたNGO団体The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals (Victoria) 通称RSPCAです。
1871年に設立されたこの団体は、ビクトリアに10個の動物保護シェルターを持つ大きな団体です。
広大な自然環境を有するオーストラリアにとって、動物とどう付き合っていくか、どのように守っていくかは大きな課題の一つでしょう。

  
 
犬だけでなく、私たちは大昔から多くのペットたちと生活を共にしてきました。
私たちにとってペットは時に家族であり、生活を助け、人の心を癒す能力があり、そして時に障害をも手助けする大きな力を持っています。
そんな動物たちの生きる環境について一度考えてみる良い機会かもしれません。


Oscar's Law Puppy Factory Awareness Rallyウェブサイト http://www.oscarslaw.org/
RSPCA ウェブサイト http://www.rspca.org.au/


文・写真:Noe Fujimoto
noefujimoto@gmail.com

 

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