Prince Hotels & Resorts Roadshow 2018
観光立国の立役者の一人に
2018年10月2日 掲載
日本の各地に43軒のホテルを展開する Prince Hotels & Resorts は、プリンスホテルの魅力をオーストラリアの旅行関係者に披露するプロモーションイベント「Prince Hotels & Resorts Roadshow 2018」を、9月13日(木)、Bourke Street の Izakaya Kuuraku にて開催しました。
プレゼンテーションは、シドニーオフィスのマクドナルド和代氏のグループ全体の説明から始まり、その後「品川・高輪」「京都」「雫石」「軽井沢」の個別のホテルの説明へと続きました。
海外在住者として普段、親日家と話す機会が多いですが、かつてのフジヤマ、ゲイシャ(京都では舞子)というステレオタイプは聞かれません。京都ホテルのプレゼンターの北川恭子氏もそれらに代わる京都の魅力をアピールしていました。
また、この後の個別面談で、漫画やアニメなどが日本の現代的な魅力ではないか?という記者の質問に京都国際マンガミュージアムの存在を紹介いただきました。
京都プリンスホテルでは、京都駅で荷物を預け、身軽に京都を観光できるサービスがあるそうです。
オーストラリアでは、日本でのスキー・スノーボードといったスノースポーツが人気です。
(参照記事: JAPAN SKI NIGHT 2015 in Melbourne 開催
Snow Travel Expo 2015 & Japan Snow & Adventure Seminar 2015 )
プリンスホテルも、いくつもの拠点に独自にスノー施設を持ち、拠点間での荷物輸送サービスなどをアピールしていました。
約50名の招待客がプレゼンテーションに聞き入りました。
プレゼンテーションの後には各ブースに別れて、対面での個別商談となりました。
イベントの趣旨から、訪日を取り扱う業者(オーストラリアにとってアウトバウンド業者)がメインでした。
下記写真は、ACT Japan Travel 代表の山口佳樹氏と Travel Partners の新ヶ江英子氏。
最後には豪華賞品の当たる抽選会もあり、ビジネスとしての真剣さのなかにも、和気あいあいとした雰囲気を感じました。
クロージングの挨拶は、プリンスホテル本社セールス&マーケティング本部営業部チーフマネージャーの奥山聡氏が務めました。
記者は IT 技術者であり、ITによって世の中がどう変っていくか、に興味があります。
プリンスホテルもウェブによる予約システムを持つとともに、外部のホテル比較サイトからも予約ができるようになっています。
このような状況に対するプリンスホテルの対応を、個別面談で奥山氏より答えていただきました。
プリンスホテルには、多くのアピールポイントがありますが、それは比較サイトのデータでは表現されていません。
・海外と同じ生活様式で過せる。
・日本各地で同じサービスが受けられる。また、拠点間を結んだサービスも受けられる。
・Wi-fi などのインフラが整備されている。
・ホテルとしてのリゾート施設もある。
これらをアピールする手段として、さまざまな価値を加えたパッケージを開発するとともに、今回のようなイベントを開催して訪日客に浸透させていくことを考えているそうです。
日本が「観光立国」を目指して、数年。
訪日旅行者数は順調に増加しています。
観光立国という目的を達成するに当り、プリンスホテル・グループが立役者の一人として、力を発揮してくださることを願っています。
文・写真:矢部勝義
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