長崎焼酎のマスタークラスとテイスティング・イベント
焼酎を Shochu として広めていきましょう
2024年10月18日掲載
10月7日 、Carltonの日本食レストラン「Kazuki' s Restaurant]にて、長崎県焼酎のマスタークラスと試飲イベントが開催されました。
長崎県内の酒造会社からよりすぐった銘柄が紹介され、食品業界関係の参加者にその魅力をアピールしました。
今回紹介された焼酎は、以下の通り。
・五島列島酒造 本格焼酎 五島麦、五島芋紅はるか樽熟成
・壱岐の蔵酒造 本格麦焼酎 IKIKKO DELUXE 38度、壱岐の島伝匠
・重家酒造 ちんぐ 黒麹、ちんぐ 白麹
・白嶽酒造 対馬やまねこ、こっぽうもん
・梅ヶ枝酒造 本格麦焼酎 ぎんた、吟の涙
参加者にはまず、焼酎をベースとしたカクテルが、ウェルカムドリンクとして提供されました。
主催は長崎県。
運営は、輸出商社・海外ビジネスに関するコンサルティング等の総合支援企業 KM-International と、日本とオーストラリアの架け橋となり、世界に誇れる日本の食べ物・酒・製品・文化をオーストラリアで流通、浸透させるお手伝いをしている会社 Tryber Pty Ltd。
Tryber 代表の長谷川潤氏の本イベントの趣旨説明から、イベントが開始されました。
引き続き、長崎県文化観光国際部物産ブランド推進課の山口恭平主任主事が挨拶をされました。
コース内容を構成し、マスタークラスのプレゼンを行ったのは伊賀雅彦氏。料理の鉄人イベントなどでも活躍する、オーストラリア・ソムリエ協会最初の日本人プロフェショナルメンバーであり、協会の成長に深くかかわってきた。
今回紹介する焼酎は10銘柄。伊賀ソムリエのレクチャーで使用されたのは6銘柄。
食材・お酒に詳しい人ばかりのマスタークラスということで、自分たちで工夫をしてもらおう、との考え方だ。
奥のカウンターに、カクテルなどを作れるスペースがあり、参加者もそこで作業できる配置となっています。
ウェルカムドリンクを作成した Sakedokoro Namara の酒ソムリエ・青山佳奈氏も、参加者へのアドバイスや作業のお手伝いのために、待機していました。
焼酎の日本でのポピュラーな飲み方「お湯割り」。
まず、お湯割りを味わってもらい、その後「お湯にこれを入れてみてください」と梅干しが提供されました。
「うん、確かに味が変わる」という感想だけでなく、こちらの人にも好評の味でした。
純日本風である梅干しが受け入れられたことは、意外でした。
ですが、人気カクテルのドライマティーニには、オリーブの塩漬けが入っています。
それと同じ感じなのかもしれません。
会場では、長崎県の紹介ビデオが2つのプロジェクターで映し出されて、長崎を観光している気分になりました。
コースごとに、焼酎を参加者に紹介していきます。
説明済みの銘柄は、スタッフに頼めばお替わりもできます。
会場となった「Kazuki' s Restaurant」のシェフから、焼酎とよく合うカナッペが振る舞われ、参加者は舌鼓を打ちました。
オーナーの Kazuki Tsuya シェフが、伊賀ソムリエに促されて、参加者に挨拶されました。
最後の一皿は、先行してオーストラリアに流通している長崎和牛でした。
(参考記事:長崎和牛の魅力を伝えるイベントが、調理学校で開催されました。)
参加者に気に入った焼酎を、投票してもらいます。
オーストラリアでの日本酒消費は拡大を続けています。
日本酒は Sake として、和牛は Wagyu として、もはや英語として認知されています。
焼酎も Shochu として、現地で受け入れられることでしょう。
そのような手応えを感じたイベントでした。
主催: 長崎県
運営:
KM-International
食品輸出分野でJETROや中小機構など公的機関の専門家で、農林水産・食品輸出分野のエキスパートである代表の中正宏が率いる海外ビジネスコンサルティング及び輸出商社。自治体事業の運営や全国の中小企業の海外輸出支援に携わり、スピード感ある商談前後のフォローにより商談成約実績も多数有する。
Tryber Pty Ltd
Tryber Pty Ltd は、日本とオーストラリアの架け橋となり、世界に誇れる日本の食べ物・酒・製品・文化をオーストラリアで流通、浸透させるお手伝いをしている会社です。
オーストラリア進出のご相談・お問い合わせは ウェブサイト から。
文・写真:矢部勝義
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