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イベントレポート

Laneway Commissions 08

ひっそりとこんなところにもアートが!

2009年1月9日掲載

 2008年7月から開催されている〝Laneway Commissions 08”は、アーティストが都市の中で創作能力を広げる機会としてThe Laneway Commissionsが主催して開催しています。現代アートがシティの数ヶ所のLanewayにて展示されており、無料で観覧することができます。2008年で6回目を迎え、Laneway沿いの住人の理解、訪問者も徐々に増え、少しずつ認知されてきています。今年は6ヶ所のLanewayで開催されています。今回はその中の4作品を紹介します。

 The Laneway Commissionsの目的の一つに、観客にコンテンポラリー・アートを紹介し、観客自身に都市環境の経験ついて考えてもらう機会、都市環境がどのように発展してほしいかを深く考える機会を提供することがあります。

 アーティストは展示場所、テーマ、メディアなどを選択します。偶然に作品のあるLanewayを通り過ぎた人々を驚かせ、喜ばせ、心を奪わせてくれます。期間限定で展示されているので、足を運んでみてください。作品によって展示終了日が異なります。

ORGANISATION FOR FUTURE GOOD STEPS
Artist: Raafat Ishak
Niagara Lane (between Lonsdale and Little Collins Streets, and Elizabeth and Queen Streets)
4 July 2008 - 15 March 2009

  

幅が狭いNiagara Laneの両側の2つの建物をつなぐ階段が、突然頭上に現れます。この作品は鋼でできています。階段は全く戸口や窓につながっておらず、数段とんでいたり、踊り場がなかったり、手すりが付いていない部分があったりと、不完全な階段です。それは不安、距離、精神錯乱などを表現しています。また作品は鮮明な白い色をしており、Niagara Laneで奇妙な雰囲気を醸し出しています。

  

◇Niagara Laneの様子


AGONY/ECSTASY
Artists: Phebe Parisia, Eddy Carroll, John Howland
Manton Lane (entre from Little Lonsdale Street between William and King Streets)
25 July 2008 - 22 February 2009



通りを進むと右上に現れる白とブルーのネオンサイン。よく見ると人のポートレートが映し出されています。その表情はタイトル通り、苦痛あるいはエクスタシーを感じているかのような表情をしています。このサインは広告として存在しているにも関わらず、それ自身を否定しています。またポートレートは広告としてプロモーションのサインを含みつつも、何も販売していません。ネオンサイン自体はどこも射しておらず、空白の空間と常に鼓動をしているかのような光だけで表現されています。

  

◇Manton Laneの様子


THE SPEED OF SOUND  Nau Interactive Bells
Artists: Anton Hasell, Terence McDermott
Union Lane (between Bourke and Little Collins Streets, and Swanston and Elizabeth Streets)
8 August 2008 - 26 January 2009 (morning to sunset)

 

この作品にはベルが使用されています。アーティスト曰く、「ベルは強力な器具です。まったく静かで、重く、動かなくて、落ち着いています。」コンピューター制御され、人に反応して音が出る仕組みになっています。そのため、人によっては全く違う音色を聞くことができるでしょう。数個のベルが配置されており、各々のベルは私たちの足跡をつけるかのように響きます。またこのレーンの特徴のひとつ、ストリートアートにも注目です。厳かなベルの音色と自己表現のアートの世界が妙にマッチしています。

◇Union Laneの様子



WELCOME TO COCKER ALLEY

Artists: Bianca Faye, Tim Spicer
Cocker Alley (off Flinders lane between Swanston and Elizabeth Streets)
The work can be viewed from 15 August 2008 until it dissolves completely over the course of the following year

  

ごみ箱とネズミが行き交いそうな汚れたLaneway。そんな中で金色のパイプがNicholas Buildingの壁を這っています。Nicholas Buildingがゴールド・ラッシュによってもたらされた富により建設されたことにちなんで、この作品は金箔で表面を覆ってあります。このパイプに沿って上へ眺めていくと、目線が空にたどり着くようになっています。

◇Cocker Alleyの様子

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