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Japaneasy代表 藤田 三奈子さん インタビュー

日本語教師になりたい人もそうじゃなくても必読!

2009年1月3日掲載

【プロフィール】
藤田 三奈子 Minako Fujita
愛知県出身。2000年にワーキング・ホリデービザで渡豪。その後、日本語教師のボランティアとして活動するためスペシャルビザに変更、トータルで1年半滞在。その後渡英し、ロンドンにて日本語養成講座を受ける。その後、日本で2年間経験を積んだ後検定に合格し、再び渡豪。2007年に『Japaneasy』を設立した。

 

【Japaneasy】
個人で行っていた日本語教育を、学生のリクエストにより学校として設立。現在、日本語教員6人、学生150人以上を抱える大規模な学校に発展。大きな学校になりつつも、先生も学生も仲の良いアットホームな学校として有名。

インタビュアー:武吉 恵理

 

--『Japaneasy』を始めたキッカケは?

『Japaneasy』を始める前に、個人で教えてて。その学生から「学校をつくろうよ!」とリクエストがあり、一緒に作ろうってことになって皆で作りました。


--当初、生徒は何人くらいだったんですか?

50人くらい。


--凄い!始めから50人は凄いですね!

そうですねぇ。それで、その皆が壁を作ってくれたり、絵を描いてくれたり、色を塗ってくれたり…あ! あと『Japaneasy』って名前も皆で考えて決めました。私のアイデアでは無くて、皆で考えたんですよ。なので、皆が〝私達の学校”と思ってくれていると思います。

 

--定期的にイベントもやっているとか…?

はい、第2と第4水曜日に。始めたキッカケは、学生が「教室内では日本語を使うけど、教室の外で日本語を使う機会がない。」と言うので、「じゃあ、使う機会を作りましょう!」ということで、エクスチェンジの会〝日本村”を始めました。


--イベントにはいつも大体何人くらい集まりますか?

だいたい50人くらい。


--(辺りを見回して…)ココに50人も?!

あはははは!そうなんですよ。もうてんやわんや。その時はクラスルームも開放して、どこでも入れるようにしています。自由参加なので、毎回来てくれる人もいるし、ワーホリで来ている人がたまたま来てくれることもあるし、半々くらい。


--クラスでは、どのような感じで教えてるんですか?

例えばこちらの大学等で取るのは、子供達に教える資格で”間接法”と言って、英語を使って日本語を教える方法なんですね。私達がやっているのは、日本語だけで日本語を教える方法なので、対象が英語圏だけじゃなく、いろんな国の人を相手にできるんです。なので、クラスの中が様々な国籍がミックスされていても関係ないんです。

 

--今回、〝日本語養成講座”を始めようと思ったキッカケは何ですか?

『Japaneasy』が段々大きくなって、学生が150人くらいになったんですね。なので、先生が足りないというのが一番です。面接をしてほしいっていう問い合わせはよく来ますが、トレーニングを受けたことがある人が少ないんです。日本語を話せるから日本語を教えられるってわけではないし、うちは特に質を大事にしたいと思っているので。面接をしている時にいつも思うのは、素質はあるのにトレーニングを受けたことがないって方が多くて…。その方々から、トレーニングを受けさせてほしいって要望があったり、私から見て、トレーニングを受けたら良い先生になるのにもったいないと思う人が多かったというのがキッカケですね。個人的に昔から、日本語教師を育てたいという気持ちがあったのもあります。


--養成講座を受ける事ができる条件はありますか? ビザの種類や滞在日数とか…。

いいえ、ないです。コース自体は9週間だから、観光ビザでも大丈夫ですよ。学生ビザを出してあげることは出来ないんです。


--コース終了後は、どんな資格がもらえるんですか?

日本語教師として働ける資格。それは以前に経験が無くても、です。ただし、正規の日本語教師の資格としては、420時間講座を受けるか検定に合格すること、もしくは日本語教育を専攻した大学を出ているか、このいずれか条件として重視されるんです。日本やアジア圏では、そういう形になっていますね。でも実際オーストラリアで何が起こっているかと言うと、〝資格よりも経験重視”。そして実際に人材不足なんです。なので、講座を受けて採用試験に合格すれば、実際に働くことが可能です。


--ここで働けないとしても、他校や他国でも修了書は有効ですか?

それは、他の学校等で模擬レッスンをすれば、相手も分かると思います。そこで〝スキルがある”と認められれば大丈夫。もしくは、これから海外に住んで個人でやっていきたいという人は、これで大丈夫です。そういう、本格的に日本語教師をやっていきたいという方にもいいし、友達に教えてあげたいとか、日本語教師がどんなものか知りたいって方でもいいと思いますよ。日本で教えたいって方は検定に受かることが必要ですけどね。でも、日本では実習時間が少ないんです。なので、ここでトレーニングを充分に受けるのは良い経験だと思いますよ。


--メルボルンの良いところは何だと思います?

〝人”ですねぇ…。人があったかい。多分、シドニーだったら、こんな風に学校は出来なかったと思う。メルボルンの人って友情にあついのかなぁ…? 凄く協力的。あとスキルがある人が多いと思う。実際にここの絵も描いてくれたし、サインも作ってくれたし、壁も作ってくれて。それから、ウェブサイトも作ってくれたんです。全部皆が作ってくれて。


--日本語教師になって良かったと思う事は?

皆と出会えたこと。特にクリスマスシーズンなんかに感じるんですけど、皆がプレゼントを持って来てくれたりカードを書いたりしてくれて「出会えて良かった」とか「ここで勉強して良かった」とか、「来るのがとても楽しみだ」とか。あとは、ここに来て大きな友達の輪ができたと言ってくれるんですね。私が作りたかった理想の学校はそういう学校だったんです、大きな家族みたいな学校。今はそれが実現していっていることが嬉しいですね。


Japaneasy日本語教師養成講座

全く日本語を学んだ事がない方からある程度話せる方まで、様々なレベルの学習者に、効果的に日本語を教えられる基礎ができる。日本語で日本語を教えていくので、どこの国でも教える事が出来るようになる。

 


<コース内容> 67.5時間(27回講習)+30時間(実習)
1.基礎知識(2.5時間) 日本語概論、文字・表記、教材の作り方、教案の書き方、教えるうえでの一般・基礎知識と注意点。
2.文法知識と教え方、実践授業、ストラテジーの構築(62.5時間) 実際どうやって教えていくか、教えていく順番、具体的な教え方、練習のさせ方、テクニック。
3.まとめと試験(2.5時間)
4.見学と実習(30時間) 実際にプロの先生方のレッスンに入り、アシスタントやメインレッスン
※コース終了後には、修了書を発行。コース終了後に採用試験を受け合格した方はJapaneasyで就労可能ですが、ポジションの空き状況によります。

<コース期間と料金、スケジュール>
全コース9週間(月・水・金の13:30-16:00)プラス実習30時間で$1,475
(2009年1月5日開始のコースに参加希望の方は$1,375)
※入会金ゼロ、教材費込み
※但し、テキストブックのみ個人購入($100程度)
第一回生:2009年1月5日~3月7日 その後実習開始
第二回生:2009年5月25日~7月25日 その後実習開始
第三回生:2009年10月5日~12月5日 その後実習開始

Japaneasy
URL:http://japaneasy.com.au
住所:Room 401, 126 Russell Street, Melbourne, VIC 3000
電話:0422 266 308
E-mail:admin@japaneasy.com.au

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