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バスカー空海さんにインタビュー!

クリスタルボールを操る、ナチュラリストに大注目!

バスカーたちが毎日入れ替わり立ち代わりパフォーマンスを繰り広げる中、何度となく気になる存在の人がいた。
その名も「空海」さん。少しくたくたの服に、濃いおヒゲと長い髪。
パフォーマンスが終わると、拍手の中ペコリっとお辞儀してニッコリ笑って自己紹介。
なんだか気になるこの存在。そんなある日、興味津々インタビューをしてみました。

今、日本人のバスカーいっぱいいるでしょ、まぁほとんど友達なんだけど。笑

—みんなその透明の球とか持ってて、チームかなんかかと思いました!全員でこっちに来てるんだと。

チームじゃないよ、いろんな海外でさぁバスキングしてて、それでそこで会った人とか、旅をしてあった人とかなんだけど。

—それでみんなで打ち合わせて来てるんですか?

いや、打ち合わせては来てないね、たまたま。みんなたまたまのタイミングで来てて。笑

—空海さんは、いつ来たんですか?

12月の18日くらい。クリスマス前。バイロンベイから。

—その前はどこにいたんですか?

ケアンズの皆既日食。全部で15、6人くらいでショーをやってきたんだよ。最近ここらでパフォーマンスをやってるジョナサンさんとカノンさんとも一緒に出たんだよね。このフェスティバルは1万5千人くらい集まるイベントだったね。

—空海さんはなぜ今のようなパフォーマーになったんですか??

オーストラリアに来た時にファームで働いてて、暇でジャグリングを始めたのがきっかけなんだよね。で、その時に、ちょうどジョナサンと友達が今みたいなバスキングでパフォーマンスをしてて、あぁ、こういう風に練習してったら俺もできるかな〜と思って。

—あの水晶みたいな透明な球は、なんなんですか??

あれはね、クリスタルボールとか、あとはコンタクトボールって呼ばれてる。

—クリスタルボールを扱うのってぶっちゃけ難しいんですか?

うん、難しいよ。簡単ではないね。慣れが必要。でもね、それこそ慣れちゃったら目ぇつぶってでもできるよ。感覚だからね。

—今までに何カ国ぐらい訪れているんですか?

アジアはほとんど回った。タイ・カンボジア・ラオス・ベトナム・シンガポール・マレーシア・インド・ネパール、あとはオーストラリア、台湾。そのぐらいかなぁ〜

—すごく印象に残った国はありますか?

ネパール。インドも別な意味ですごく惹かれるけど。
ネパールはねぇ、山の中とか走ってると日本みたい。やっぱり山に囲まれてるところだから。日本の山々のスケールが大きくなった感じ。世界版みたいな。まわりヒマラヤだらけだしさ。すごくいいよ。

—メルボルンって、どうですか?

メルボルンはすごくいいよね!
バスキングしてる人たちがたくさんいるしね、刺激がいっぱいある。あとはなんか、この前のフェスティバルもそうだけど、ARTイベントを押してるのがすごいわかるから、そういうところがすごい魅力な街かなぁ。
だってさ、この前のWHITE NIGHTとかでも、あんな街中のど真ん中でやるんだもんね。

—あの時、バスキングしてましたね。見ましたよ!人が大勢囲んでましたね。

いやぁ、あの時すごい気持ちよかったなぁ〜。すごいことになってたよね。

—メルボルンで、この場所良かった!ってところはありますか?

スワンストン・ストリートとサウスバンクしかやってないんだ、今のとこ。でもスワンストンはやっぱりいいよね、人も多いし、あそこは常に人がいるからね。

—スワンストン・ストリートでの面白いエピソードは?

 

変な人は、いっぱいいるよね。笑 へんたい、、笑 変態だろうなぁ〜っていう。笑 けっこういるよ。友達でも会ったってよく聞くしね。俺の時はすごい太ったおじさんで、乳首をいじりながら、「ビールをくれ!」って言ってくるっていう。メルボルンはね、けっこういるよね。笑

—これからもどんどん旅を続けるんですか?

うん。ネパールの後トルコに飛んで、その後ヨーロッパに飛ぼうと思って。
その時にたまたまパーティーがあるのもそうなんだけど、あとヨーロッパでEJC(ヨーロピアン・ジャグリング・コンベンション)っていうのがあって、それが今年フランスで開催されるんだよね。そこで、ケアンズ皆既日食の時の何人かのメンバーと一緒にまたショーをやる予定なんだよね。このイベントはジャグリングの大会とか、ワークショップなんかもやるイベントでジャグリングの人たちがヨーロッパ中からたくさん集うんだよ。

—夢とかってあるんですか?

単純に、今やってることの技術をどんどんあげて行って、あとはそのとき考える。とりあえずなんか、限界を考えたくなくって、とりあえずここが限界ってなっちゃったらそこがもう限界になっちゃうから。

インドでね、ものすごい衝撃の出逢いがあって。その人があまりにも凄過ぎて、インドで出会ったフランス人なんだけど、クリスタルボールを頭に5個も乗っけたりとかするんだよ。で、その人他にもなんでも出来る人なんだ。マジックも10年ぐらいやってて、カポエラもめちゃめちゃ凄くって、あとヨガも凄くって、体ぐにゃぐにゃで 笑 それでジャンベとかもものすごく上手くって、ディジュリドゥも吹けるし、インドのシャーナイっていうめちゃくちゃ難しい楽器も全部。後は音を自分でエフェクトさせて、音を繋いで、自分が創った音の中に、またさらに自分の音を入れたりするっていう。

ハンパない人なんだよね。で、この人見た時にね、「あぁ、人間って限界決めなかったらこんなにもなるんだ」とかって思って。すごいよね。ホントに、ほんとになんでも。ハンドスタンドとかもやってるし。これは、だいぶ衝撃的な出逢いだったよね。インドならではって気がする。

—この人に出会って、考え方とか変わったんですか?

考え方は変わったよね。間違いなくね。
どう変わった、とかじゃなくて、単純にリミットを作らないってことはものすごいことだよね。やっぱし。無意識のうちに人間限界作ったりしてるからさ、勝手にね。だからそれが、あぁ、違うんだなーって。やり続けたら、ホントにイッちゃうんだな〜って。

—なんだかいろんな所で、ちょっとづつ紡いで、どんどん繋がってる気がしますね。

ね。おもしろいよね。面白い人生だよ〜、好き勝手やってるけどね〜。

—日本だったら、就職が!とかありそうですけど、関係なくとてもナチュラルな生き方してますよね。笑

そうだね、どちらかっていうと自分の感情に従って動くじゃないんだけどさ、やっぱどこかに行きたい!って思うから行くわけじゃない。そうしたら自然とルートとかじゃないんだけど、今回のショーみたいなものとか、なにかが先に用意されてて、「あ、今行きたいと思ってた」、だから、じゃ行こう。みたいな。パズルみたいに繋がってるんだよね。
面白いよね、なんか見えない何かがさ、あるんだよね。笑
でもこれってさ、インドに行くとね、この感覚ってすごくわかりやすいと思うんだ。

—え??なんでなんですか?

インドってね〜、すごく不思議なところで。
たとえば、インドで電車を待ってます。それが6時間来ません。それが12時間待つとかも全然普通にあり得ることなんだけど、笑 でもそんな時に自分がパニくってイライラしたり、「なんで来ないの??」って怒ったりとかして、悪いイライラエネルギーとかが出ちゃったら、それがなぜかきれいに自分の所に帰って来るの。だから、悪い盗難にあったり、悪さされたりとか、そう言う時に限ってっていうのがあるんだよね。不思議なことに。

でもそこで、インドだからしょうがないや、って、なるようになるし、行けるようにいける。って。ってか、絶対結局その場所には行けるんだ!インドって。笑 時間はかなりかかる。日本みたいに簡単にすぐポーンとは行けないけど。笑 それぐらいの余裕があると、何事もなかったかのようにうまくいくんだ。その間も、親切な人が助けてくれたりとかね。

だから、いいエネルギーにはうまく動くんだけど、悪いエネルギーには悪いものとしてやっぱり返って来ちゃう。で、そういうのを一番実感するがインドなんだよね。

ものすごい実感できると思うよ、いろいろ、むちゃくちゃなこといっぱいあるから。そのたんびに、「あ、またインドの試練がやって来たな」って思うの。笑 それを楽しんじゃうぐらいが、心に余裕がある。で、その余裕があると、人にも優しく出来るし。マジで余裕ない人は、人を助けてあげられないと思うもん。で、それをもしやったら、逆にその人にストレスに変わっちゃうんだよね。だって無理矢理やってんだもん。偽りの親切だしね。

—だから空海さんって、なんだかすごくナチュラルなんですかね?

うん。極力そういう風にしようとしてるね。自分の感情に素直でいたいしね。
まぁ、まわりの環境もあるよ、どちらかというと日本では気を使っちゃうしね。
体に墨も入ってるから。笑 ただのアートなのに、日本では変な目で見られるよね。墨は、俺が思うに究極のアートだけどなぁ。だって、人生共に過ごすもんなんだし。俺のも意味を込めて入れたものだし。これは自分でデザインして、日本で入れたの。和彫なんだよね。

  

—ところで、パフォーマンスの写真、天気のいい時に広い場所とかで撮ったら絵になりますよね〜

いやいや、天気のいい時で広い場所はダメなの。
あのボール、影がないと。。。虫眼鏡と一緒で、全部燃えて行っちゃうんだよね。。。笑
すっごい気ぃ使ってるんだよね。だからあの、日中にパフォーマンスっていうのはすっごい大変で。ここの頭とかも、もう燃えちゃってるんだよね。。なんか、臭いな〜と思ってて。まぁだけど大丈夫だろうと思ってたけどダメだった。笑

—いつ頃までメルボルンにいるんですか?

4月の10日には出るから、7日ぐらいまではバスキングしてるかな?
うまく受け入れてもらえるってわかったから、メルボルンを出ても、きっとまたどんだけかしたら戻ってくるよ!

 

ふんわりナチュラル。でも見ているもの、感じているにはとても素直に反応する。
彼の不思議な魅力がちょっぴりわかった気がする!
そんな空海さん、またまた空気のように街中に消えて行きました。

限界のリミットを作らない!でも壁にもぶち当たる。それでも真っすぐ漂うように。
出来そうでできない生き方をする空海さんに、今後も注目です。

インタビュー・写真:maruyo

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