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パソコンドクターKayのパソコン診断 第2回

大切なデータを守るには?

2010年8月20日掲載
2011年8月18日更新

 

第二回目の本日の治療は「データのバックアップ」です。パソコンが故障した時に真っ先に心配するのが、パソコンに保存されている大切なデータ。パソコン本体は、新しく買い替えることはできますが、内蔵ハードディスクに残されたデータは買うことができません。何とかデータだけでも助けることはできないのでしょうか?
今回、本体(マザーボード)が壊れてしまったパソコンがGO豪メルボルン技術部に持ち込まれました。診断の結果、残念ながら修復不可能なダメージを負っていて買い替える必要がありますが、幸い内蔵ハードディスクは無事でした。
そこで、この内蔵ハードディスクに残されたデータを別のパソコンと専用のソフトを使ってバックアップを取り、新しいパソコンに簡単に保存できるようにデータをDVDに保存しました。

治療開始

1)内蔵ハードディスクを取り出す。
ノートパソコンの場合、機種によりディスクの場所が異なります。
これが取り出した内蔵ハードディスクです。



2)別のパソコンに、このディスクを接続する。



3)専用のソフトを使用して、ディスク内のデータを2)のパソコンに保存する。



今回は、「Acronis True Image」 というデータバックアップ•ソフトを使用。これを使えば、ディスク内の全てのデータを圧縮した状態で保存することができます。ちなみに、7以降のWindowsには、このようなソフトが標準装備されています。

4)データの保存終了。DVDに焼いて完成。
今回の内蔵ハードディスクは、システムとデータを合わせて全部で23GB使用されており、これらを全て救済しました。この救済したシステムとデータは、新しいハードディスクに移すことができます。このうちユーザーが自分で作成したデータである「ユーザーがデスクトップに表示させていたもの」、「マイドキュメント」、「メールのデータ」等の1.8GBをDVDに移しました。

費用
今回は、作業時間1時間、予約有りのPC持ち込みでしたので、
$80(GST別)

※DVD代は含まれます。


Q:今回、パソコン本体(マザーボード)が故障しているが内蔵ハードディスクは無事というケースでしたが、本体が原因の故障と内蔵ハードディスクの故障は、どのように見分けるのでしょうか?

A:起動ディスクを使用して電源を入れても全く立ち上がらない場合は、電源ユニットかマザーボードが故障している可能性が非常に高いです。この場合、内蔵ハードディスクが故障している可能性は低いです。
反対に、内蔵ハードディスクが故障している時は、起動ディスクでパソコンを起動することができます。また、画面に“DISK IO ERROR”と表示されることが多いです。


パソコンの故障は、突然起こります。大切なデータを守るため、定期的なメンテナンスとデータのバックアップをおすすめします。

 

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