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テニスプロツアーがビクトリア州で行われます!

男子ツアーのMelbourne Challengerを紹介!

Australian Openのチケットも発売開始となりテニス熱が盛り上がってきたオーストラリアだが、それに出場を目指す選手にとって重要な下部ツアーがビクトリア州で開かれる。

現在の男子ツアーは、Grand Slam、Masters Series、ATP Tour 500、ATP Tour 250となっており、それに次ぐいわゆる下部ツアーとしてChallenger、Futuresと続くが、そのうちのChallengerが10月にビクトリア州では2つ、メルボルンにて開催されるVictorian Men’s ATP Challenger(以下、Melbourne Challenger)と、トララルゴンにて開催されるLatrobe City Traralgon Tennis ATP Challengerである。

Australian Open本戦ストレートインや、予選出場を目指す選手達にとってポイントを稼がなければならないこの重要時期に貴重な1戦となっており、世界ランキング100位から300位台の選手の大会だが熾烈な争いが繰り広げられるだろう。またこれらの大会はオーストラリアの選手が多い中、日本人選手も移動の利便性、時差等の関係から多く出場している。

また、これらの大会が入場料無料で行われるのが嬉しいところ。Grand Slamの予選レベルと変わらない選手達のプレイを無料で見られる大チャンスなので是非会場に足を運ぼう。

 

なお、今回の記事ではMelbourne Challengerを特集し、その次の週に行われるLatrobe City Traralgon Tennis ATP Challenger、女子ツアーのBendigo $500001週目と2週目に関しては、詳細が発表され次第掲載する予定だ。また非常に残念だが、Melbourne ChallengerとBendigo1週目は同じ週に行われるため両方をカバーするのは不可能だが、日を分けて会場に足を運んで選手の応援をしよう。

Melbourne ChallengerはAustralian Openの会場と同じMelbourne Parkで行われる。会場へはFlinders Street Stationからトラムのルート70・Wattle Park行きに乗り5分足らず、ストップ7BのRod Laver Arenaで下車すると目の前がMelbourne Parkだ。大会関係者によるとコート6辺りを使って試合が行われるそうなので、ゲートをくぐり右手に向かって進むと試合コートとなる。予選は19日土曜日から、本戦ドローは同日夜に作成される予定となっており、本戦試合開始は21日月曜日の朝10時スタート予定。決勝は27日の日曜日に予定されている。

今大会は全体で32ドロー、本戦ストレートインは24本、ワイルドカード4本、予選勝者4本の構成となっている。火曜日に締め切りとなるため、現在の段階ではまだ確定ではないが、本戦ストレートインの出場者24名は以下のとおり。

選手名 出身国 世界ランキング(9月30日付)
Matthew Ebden オーストラリア 114
Stephane Robert フランス 115
Bradley klahn  アメリカ 133
Yuichi Sugita 日本 147
James Duckworth オーストラリア 155
Tatsuma Ito 日本 160
James Ward イギリス 183
Hiroki Moriya 日本 187
Nick Kyrgios オーストラリア 191
Matt Reid オーストラリア 235
Greg Jones オーストラリア 240
Matthew Barton オーストラリア 245
Benjamin Mitchell オーストラリア 254
Daniel Cox イギリス 263
Shuichi Sekiguchi 日本 269
Yuki Bhambri インドネシア 288
Yong-Kyu Lim 韓国 289
Jose (Rubin) Statham ニュージーランド 298
Adam Feeney オーストラリア 327
Alex Bolt オーストラリア 338
Dane Propoggia オーストラリア 345
Yasutaka Uchiyama 日本 349
Michael Venus ニュージーランド 358
Brydan Klein イギリス 365

 

ご覧の通り、日本人が24人中5人、杉田祐一、伊藤竜馬、守屋宏紀、関口周一、内山靖崇となっている。5人を簡単に紹介していこう。

杉田祐一

1988年、宮城県出身の25歳。Grand Slam本戦出場経験はないが、今年は全ての予選に参加、残りのシーズンの活躍次第では十分に来年のAustralian Open本戦出場を決められるだろう。国別対抗戦Davis Cupでも中心選手として活躍している。

公式ブログ:http://mitsubishielectric-sports.tespro.co.jp/blog/sugita/

 

伊藤竜馬

1988年、三重県出身の25歳。2012年は全てのGrand Slam、そしてオリンピック出場を果たすなど大躍進の年となった。今年は昨年のポイントをディフェンド出来ず苦しんでいる1年だが、持ち前のビッグサーブとフォアハンドを武器にGrand Slam、そしてトップ100への返り咲きを狙っている。

公式ブログ:http://www.tennis-navi.jp/blog/tatsuma_ito/

 

守屋宏紀

1990年、東京都出身の23歳。170cmと小柄な体格ながら、フラットでテンポよく攻めるテニス、美しく滑らかなフォームが魅力。昨年は予選を勝ち上がり自身初のGrand Slam本戦出場をUS OPENで決めた。今季は契約を新たにTechnifibreと締結した。

公式ブログ:http://www.tennis-navi.jp/blog/hiroki_moriya/

過去の試合リポート・インタビュー:http://www.gogomelbourne.com.au/sports/tennisgolf/4412.html

 

関口周一

1991年、神奈川県出身の22歳。守屋同様、小柄な体格ながら巧みなフットワークを活かしたテニスを主体とする。2013年は春先にFuturesで3大会優勝しランキングを300位台に上昇させ、Challengerへの参戦も増やしてきている成長株である。

公式ブログ:http://www.tennis-navi.jp/blog/shuichi_sekiguchi/

 

内山靖崇

1992年、北海道出身の21歳、全国選抜ジュニアU12、全国小学生、全日本ジュニアU12の3冠を達成後アメリカのIMGテニスアカデミーへ留学への奨学金を得たという、錦織と同じ経歴の内山。180cmを超える日本人離れした長身から打ち下ろすサーブを武器にパワフルな試合を展開する。

日本テニス協会選手紹介ページ

 

日本人以外の選手で筆者が個人的に注目しているのが、オーストラリア出身の18歳の新鋭Nick Kyrgiosである。自分のコラムでも何度か登場しているが、今年のAustralian Open Jr.で優勝後、2月末から3月にかけて行われたシドニーのChallenger大会でワイルドカードを受けて出場するとなんと優勝、10代でのChallenger優勝者は覚えておく必要があると、ESPNのテニス解説者であり、AgassiやRoddickのコーチとして有名なBrad Gilbertは話している。今季の目標は300位とAustralian Open Jr.後に話していたが、現在191位と大躍進している。今後の爆発に多いに期待しよう。

 

年始めのAustralian Open Seriesばかりが注目されるオーストラリアだが、今年はこのChallengerが行われ、ますますの盛り上がりを見せるオーストラリアテニス。 日本人選手も多数参加し、Challenger・ITFレベルでは優勝も望める位置で活躍しているため、いつも以上に多くの活躍を見ることが出来るだろう。是非会場に足を運んで声援を送ろう。

 

写真・文:Raito Hino

 

 

コメント

以前のコメント

Amelie   (2013-10-20)
ここ5年ほど毎年行っている、全豪OP(^_−)−☆ この時期に同じ場所でチャレンジャーが開催されるのは気付きませんでした。ドローを見たらほとんどが日本とオーストラリアの選手。伊藤選手には1月の本戦目指してランクアップするチャンスとも思っています。 無理でも予選シードがつくように 頑張って欲しい(^L^)

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