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オーストラリア出身のEbdenがMelbourne Challenger制覇!

伊藤竜馬は惜しくも準優勝

21日から開催されていたMelbourne Challenger (以下、Melbourne)は昨日決勝戦が行われた。ダブルス決勝は主催者推薦で出場したKokkinakis・Mitchell組が、準決勝で第1シードを破ったBolt・Whittington組を6−3、6−2のストレートで破り優勝した。Kokkinakisは今年のAustralian Open、US OPEN Jr.で準優勝した18歳のオーストラリア期待の若手で、Mitchellもまた21歳ながらBrisbaneのATPトーナメントの主催者推薦を受けるなど期待されている選手である。

 

その後行われたシングルスでは第1シードのMatthew Ebdenが第6シードの伊藤竜馬に6−3、5-7、6−3で勝利し、Nittinghamに続き今季2つ目のチャレンジャー優勝を飾った。ATPトーナメントでは昨年のUS OPENの1回戦で顔を合わせている両者だが、その時はEbdenがストレートで勝利している。

 

試合前のフォトセッション(左から:伊藤、審判、Ebden)

 

しつこく粘り確実なポイントでネットに出てポイントを奪うテニスのEbdenに、伊藤の外国人選手にも見劣りしないパワーがどう立ち向かうか?これがこの試合のキーだった。しかし序盤は伊藤の動きが悪くEbdenに第1セットを奪われてしまう。第2セットになり伊藤の持ち前のストロークが入るようになる。徐々にEbdenの牙城を崩し始めWinnerの数も増え始めた伊藤がこのセットを奪い勝負はファイナルセットへ。最後の勝負を決めたのはEbdenが奪ったただ1つのブレークポイントだった。伊藤も粘りを見せ2つのチャンスがあったが惜しくもEbdenの粘りに打ち勝つことが出来なかった。

 

 

 

最後に、試合終了後に飛行機の時間が近かったにも関わらず快く受けてくれたEbdenのインタビューをお届けしよう。

 

Matthew Ebden

生年月日:1987年11月26日

利き手:右利き(両手バックハンド)

出身地:南アフリカ(登録国はオーストラリア)

 

ーMelbourne Challenger優勝おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか?

 有難う、凄く嬉しいですね。ここ2ヶ月は決勝で負けていて今回本当に勝ちたかったし、今日の優勝でランキングがトップ100にまた戻れるからとにかく嬉しいですね。今年の残りの大会と来年に向けて良い仕上がりです。

 

ー第1シード、また地元オーストラリアでの大会ですが、これらはプレッシャーでしたか?

 普段から自分自身に良いパフォーマンスをするようにプレッシャーをかけていますから、これらはプレッシャーとは感じませんでした。僕含めチームが 週に5試合程の試合に勝って大会に優勝出来るように、厳しいトレーニングをしてきました。トーナメントで勝てば試合は増え自信にも繋がります。特にここMelbourne Park、そしてオーストラリアでの優勝は大切なものだし、さっきも言った通り今シーズン残りのトーナメントに向けて上手く仕上がりました。

 

ーまだ終わっていないですが、今シーズンの結果は満足ですか?

 そうですね、シーズン前半はいくつか新しい事に挑戦して、フィットネスも前のコーチと多く時間を費やしてきました。後半ここ何ヶ月かはそれらをまとめて自分のテニスに繋げて来ることが出来ました。

 

ーチャレンジャーとATPトーナメント両方に参戦していますが、これらの大会に違いはありますか?

大きな違いはないです。チャレンジャーとは言え、自分も含め選手は過去にトップ100に入っていたり、自分よりランキングの高い選手を破ったりしていますから。だから今回みたいに厳しい試合(全てフルセットの試合だった)が多いから、チャレンジャーとは言えレベルは高いです。違いといえば、ATPの方ではシードに負けたというとトップ10や20といった選手で勝つのは簡単ではないです。試合は厳しい物になるし、フィジカルも強いし、ボールも厳しい。こういう舞台で戦って行きたいし、自分のテニスがそうなるようにトレーニングをしています。

 

ー来シーズンの展望はありますか?

 まだ今の時点ではっきりとは決めていないです。今月と来月でシーズンは終わりだから、来年のATPトーナメントとマスターズに向けて、とにかくランキングを上げることに集中しています。Australian Openに関して言えば、ここMelbourne Parkでは良い結果を残しているし、オージーの観客は本当に力になってくれます。1つでも多くのラウンドを勝ち上がって何が出来るか楽しみですね。

 

有難うございました!

 

 

写真・文・インタビュー:Raito Hino

 

 

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