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Ausralian Open 2014開幕

クルム伊達公子は、若手に惜敗

[ 14/Jan/2014 ]

最高気温35度、雲一つない青空の下、Australian Open 2014が開幕した。シーズン最初のGS、2週間に渡って熱い戦いが繰り広げられる。40度の予報も出ているが、原則として35度を超えるとヒートポリシーというルールが発動され、外の試合は行われなくなり、屋根付きのアリーナで行われる。

 

Australian Openで見られるのは試合だけではなく、選手の練習も見ることが出来る。コート16、17、18ではMCGに繋がる橋が昨年から大会期間中も入れるように開放され、選手の練習を上から眺めることが出来、普段とは違った角度から楽しむことが出来る。練習スケジュールは大会HPで確認することが出来るので、前日にプリントアウトや、携帯に予定を登録しておくと見逃さないだろう。ただし、Federer、Nadal、Djokovic、Murrayなどの人気選手はかなりの混雑になるので、近くで見たければ早めに行っておく必要がある。

(Djokovic、Becker)

 

(錦織、Michael Chang)

 

(Roger Federer、Stephen Edberg)

 

(Roger Federer)

 

(Rafael Nadal)

上の写真のように、練習後はサインをして帰ることが殆どだ。

 

また、Rod Laver ArenaとHi-Sense Arenaの間の広場はスポンサー企業のブースや、ライブステージが用意されており、そこの大型スクリーンで太陽の下、お酒を飲みながら仲間と楽しむのもいいだろう。

 

 

大会を通して、日本勢の先陣を切ったのは、43歳のクルム伊達公子。

初戦の相手は予選を勝ち上がった16歳のBelinda Bencic、なんと27歳差である。余談だが、Bencicの母親は38歳だそうだ。昨年のFrench Open / Wimbledon Jr.を制覇したスイス期待の星である。昨年は3回戦まで進出したことで、今年も大きな期待がかかったクルム伊達だったが、

4-6、6−4、6−3で惜しくも敗れた。

 

記者会見では、

「今日の相手の話を他の人に聞くと、『とにかくタフでよく走らされるだろう、かなり厳しい相手だ』、と誰も私にチャンスがあると言わなかった。例えSerenaとやっても公子の球はやりにくいだろうとか、チャンスがあると言うんですけどね。」

と話し、厳しいことは確かだったようだ。また、オフシーズンは腰と肩の怪我に苦しめられ、普段より長く取ったというよりは、長く取らざるを得なかったと語り、それでもいい状態では望めたが、コンディション的には優れていないようだ。

2014年はとにかく怪我なく乗り切るように、筋力もどんどん衰えていき、43歳が2時間立っているだけでも大変なので、今の状態をキープ出来て上出来だろうと話す。今年もまたクルム伊達の活躍に期待したい。

 

オージー女子筆頭のSamantha StosurはRod Laver Arenaのデイセッションに登場、ストレートで勝利したものの第2セットはストロークが浅く入ったところを攻めこまれ先行されていた。ここ数年はファンの期待通りの活躍がここでは出来ていないStosur、今年こそ上位進出なるか。

 

Go Go Melbourneでも以前Melbourne Challenger開催時に特集した、オージーのEbden。初戦はフランスのMahutで実績はあるが、地元の声援をパワーに変えEbdenが2セットを先行する。しかしMahutもここから巻き返し2セットを奪取、試合はファイナルセットへ。1つブレークされたが、ブレークポイントを2つ手に入れ両方共決めたEbdenが、6-3、7−5、4-6、0−6、6−3で逃げ切って2回戦進出を決めた。

 

1本のマッチポイントに翻弄された。2012年WimbledonでNadalから大金星を奪って一躍有名となったチェコのRosol。スペインのRobredoとの試合はファイナルセットへともつれ、最初にマッチポイントが来たのはRosolだった。自身のサービスゲーム、ワイドへのサーブがエースかと思われ、主審も試合終了の「Game, Set and Match」と言いかけたが、線審がアウトと判定していた。ここでリズムを崩したか、ブレークされてしまい、最後はRobredoのサーブを崩すことが出来ず、ファイナルセット8-6でRobredoが勝利した。

(Rosol、自身の勝利かと思われたが)

 

(Tommy Robredo)

 

 

明日の予定だが、Azarenka、Federer、Hewitt、Nadal、Tomic、SharapvaがRod Laver Arenaに登場する。明日はRod Laver Arenaのチケットを昼夜両方共買うのはかなりお買い得なのではないだろうか?

(Lleyton Hewitt)

 

日本勢の試合は以下の通り、第1試合は11時から始まる。

 

添田 VS Murray、Hi-Sense Arena第4試合(5時以前には始まらない)

土居 VS Jankovic、Margaret Court 第3試合

錦織 VS Matosevic、Show Court 2、第1試合

奈良 VS Peng、第8コート、第2試合

森田 VS Kichenok、第8コート、第3試合

 

明日のおすすめの試合はやはり、Rod Laver Arenaのナイトセッション第1試合、Nadal VS Tomicだろう。Tomicは昨日の会見で、正しい自分のテニスをすればチャンスがあると話していた。Margaret Court Arenaの、7時以降にくまれたHarrison VS Monfilsはグランドパスで入れる上に、ノーシードのHurrisonだが、実力者同士の戦いなのでおすすめだ。

 

明日で1回戦が終了する。男女それぞれ128人いる選手が半分になる。更なる激戦がMelbourne Parkで起きる。

 

写真・文:Raito Hino

 

 

コメント

以前のコメント

めなげ   (2014-01-13)
ロソルxロブレド‼︎(o_o)
さば   (2014-01-13)
Rosol・・・ちょっと気の毒です(^_^;)

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