日本人コミュニティsociety

Japan Festivaljapanfestival

第18回ジャパンフェスティバル開催

新旧日本の文化を体験できる

2017年6月10日掲載

 5月21日、ヴィクトリア日本クラブ(略称:JCV)が主催するジャパンフェスティバル2017Box Hillのタウンホールと隣接するTAFEを借りて開催されました。

2000年に最初に開催されたこのフェスティバルは、日本人・日系コミュニティーだけでなく、日本に興味のあるオージー達も多数訪れる、日本の様々な分野を体験できるイベントとなっていた。

開会式では、山口佳樹ジャパンフェスティバル実行委員長の挨拶や、数日前に着任されたばかりの松永一義在メルボルン総領事を初めとする来賓方の祝辞のあと、イベント開催を祝って鏡割りが行われた。

GO豪メルボルンでは、このフェスティバルの告知のお手伝いにと Facebook Live でイベントの模様を配信していました。 配信数は12本にのぼりました。

会場では各自の展示・出店ブースが並びました。例年の大人気イベント・児童絵画コンテストの入賞作品は公式サイトの絵画コンテスト2017 入賞作品発表ページをご覧ください。茶道、生け花、盆栽、折り紙、将棋、けん玉、ヨーヨー釣りや金魚すくい(プラスチックのダミー)が披露され、一般ブースとして、日本の雑誌・古本・着物・お茶・陶器書・絵・傘・DVD・おもちゃなど日本関連のものが特別価格で販売されていていました。

舞台パフォーマンスは、メインホール、ガウラルーム、前庭の3ヶ所がステージとなり、太鼓・三味線・篠笛・尺八などの伝統音楽、民謡、コーラス、剣道・薙刀・合気道などの武道、よさこい節やソーラン節、日本舞踊などが披露されました。

メルボルン日本人学校小学部の時には、音が鳴らないというトラブルが発生しましたが、子供達は元気にそのトラブルを乗り越えました。

TAFE駐車場では、9団体が食べ物ブース15ブースを出店しました。食事時は人であふれかえり、ほとんど前に進めないほどの大人気コーナーです。 焼きそば、たこ焼き、焼き鳥、寿司、イカ焼き、カレー、お好み焼き、丼、メロンパン、おにぎり、お菓子。どの店も良く売れているようでした。 中でも色取り取りのエクレアが目を惹いていました。

 

目玉企画の一つ「音響型お化け屋敷」は、その秀逸な発想と巧妙な仕掛けとで人気を博しました。総入れ替え形式で閉幕までお客の途切れることなく、ブース内から悲鳴が聞こえてきました。

発案者(快適ちゃん:怖がりだから作った!立体音響型お化け屋敷やります @ ジャパン・フェスティバル)に脱帽です。

 

目玉企画の二つ目「マグロの解体ショー」も好評でした。扱うのが食べ物であり、保健所の指導で限られた人数しかご覧になれなかったのは残念でなりません。次回は動画中継をするなど、更なる工夫を期待します。

 

近年の日本イベントでは、どこでもコスプレヤーの姿が見受けられます。本フェスティバルでも、着物コンテスト、カラオケコンテストと並んで、コスプレコンテストを開催しています。さらに昨年度に続き、メイド喫茶が出店されていた。今年の出店者はアニメ、マンガ、ゲームなどなど日本のファッションとポップカルチャーを提供するグループ「アニマガ」とあって、昨年以上に本格なサービスとなっていた。

マンガ・アニメ・コスプレ・メイド喫茶。これらもまた、現代的日本の一面で、熱狂的なファンを抱えている分野でもある。

最後のパフォーマンスは「豪州三宅会」による太鼓演奏。体の芯に入ってくるかのような勇壮な太鼓の音に包み込まれ、フェスティバルは惜しまれつつ終了したのでした。

18回を数えて、地元にしっかりと受け入れられたジャパンフェスティバル。

着物・浴衣・主催者のハッピに混じり、ボランティア達の黄色いベストも目立ちました。彼らのキビキビと動く姿。多くの人に支えられて、19回、そして20回記念イベントへと期待は膨らんでいきます。

 

第18回ジャパンフェスティバル

日 時:2017年5月21日(日)10:00am−5:00pm 

場 所:Box Hill Town Hall とBox Hill TAFE

公式ウェブ:  http://www.jcv-au.org/japanfestival/

公式Facebook:  https://www.facebook.com/japanfestivalboxhill/
 

 

文・写真:矢部勝義

コメント

関連記事

最新記事