土曜校・日本人学校合同グランドゴルフ大会
大人も子供も楽しんだグラウンドゴルフ大会
[ 27/Jan/2014 ]
かたやオーストラリアの現地校としての枠組みの中で日本の教育を行う全日制の日本人学校、かたや現地校にて教育を受ける子供たちに補習校として日本語での教育を行い、土曜校の通称で親しまれるメルボルン国際日本語学校。
メルボルンの日本人コミュニティの中ではつとに知られる両校だけに、今回が初めての公式の交流であるとは驚かされました。
2013年12月7日、土曜校が校舎としている Oakleigh South Primary School にて二校交流のグラウンドゴルフ大会が開催されました。
本イベントは、JCV (Japan Club of Victoria) が協賛しています。
土曜校の理事の一人 トニー・プレストン氏は、JCV会長を務めていた時に日本でグラウンドゴルフに触れ、この日本生れの生涯スポーツをオーストラリアに拡めること、このスポーツを通じて他の日本人団体との交流を深めることを目標として JCV Ground Golf Club を設立しました。
ごく大雑把に言えば、ゴルフのグリーンにのってからのパッティング部分のみを抽出したような競技です。JCVは、ボール・クラブ・ホールポスト・スタートマット等々、1コース6名 で8 コース分、計48名が同時に楽しめるだけの器具を所有しています。
「日本人学校のみなさんメルボルン国際日本語学校へようこそ」と大書された横断幕の前、ホストとなった土曜校の長山光治校長の挨拶から、交流会が始まりました。
各チーム6名は、日本人学校・土曜校混合、そして小学生・中学生・父兄・先生・職員の混合です。
「やった~」「惜しい!」「行き過ぎた」「あ~ぁ、出ちゃったぁ!」の歓声が土曜校のグラウンドに鳴り響きました。
大人も子供も一緒にグラウンドゴルフを楽しんだ後は、横断幕に全員で花の絵を描きました。
閉会式では日本人学校の美谷添久男校長の挨拶。美谷添校長のチームでは、ホールインワンが出たとのことで、「練習をつんだ土曜校の人には敵いませんが、私達も大変楽しませていただきました。」とお礼の言葉を述べられました。
グラウンドゴルフは大好評で「またやりたい人」という問い掛けに参加者のほぼ全員が手を挙げました。今後も二校の親睦となるようなイベントが続いていくことを期待しています。
文・写真:矢部勝義