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第3弾!イスラエルでボランティア!

MERRY CHRISTMAS!

 

大変遅いメリークリスマスで申し訳ありません。
3日前に更新しなければならなかったのですが、ネット環境が悪くてなかなかコラムをアップロードすることができませんでした。

本当に申し訳ありません。ようやくWIFIをゲットして、コラムをアップしているところです。

 

ところでみなさん、クリスマスはいかがでしたでしょうか?チキンの丸焼き食べましたか?

ちなみに私のクリスマスディナーはエジプトの日本食レストランでのからあげ定食でした。一応チキンを食べてみました(笑)

 

さてさて、本来ならば今回はボランティアでモテモテの巻き・・・をお送りする予定でしたが

急遽タイトル変更!!

 

世界の車窓から・・・ではなく

世界の国からボランティア!

イスラエル編です。

 

 

そうだ、どこか違うところでボランティアしよう。

 

と思い立ったが吉日。

 

イスラエルへの飛行機のチケットを手にしていた私。

 

なんでイスラエル

イスラエルには有名なボランティア団体があるんです!

 

その名もKIBBUTZ(キブツ)!!!

 

 

なんだよそれ!っていう声が聞こえてきそうですね。

私もつい数ヶ月前まで、キブツなんて聞いたこともありませんでした。

キブツというのはヘブライ語で共同体という意味です。いってみればコミュニティーです。

現在キブツは、イスラエル国内におよそ270存在し、それぞれのキブツが異なった産業に特化し、収入を得ています。
産業は農業が中心ですが、チョコレート工場や、ナツメヤシの収穫、プラスチック工場など、個々のキブツがそれぞれの産業でキブツニーク(キブツの住人)の生活を支えています。

相互扶助と平等主義に基づき、キブツ内では全てのものがシェアされ、貨幣の流通はほとんどありません。
言うなれば、コミュニティー全体が大家族なようなものです。

キブツについて説明しようとすると、このコラムには収まりきらないので、気になる方はご自分でお調べください^^

とても興味深いシステムです。
 

さてはて、イスラエルに点在しているキブツ。世界各国からボランティアを募集しております。

活動期間は2ヶ月から6ヶ月まで。年齢制限18歳から32歳。

キブツで一日7-8時間週6日働くことで、食事住居が提供されます(作業中の衣服が支給される場合も)。

週休一日ですが、月に一回、数日間のイスラエル周遊ツアーが行わているようです。

 

仕事内容は主に、皿洗い、収穫の手伝い、クリーニング、製品出荷、乳牛の世話、鶏の出荷、プール掃除、雑草抜きなど、

多岐に渡ります。自分で希望も出せますが、最初の一ヶ月は皿洗いから始まるのがほとんどです。

 

日本ではあまり有名でないキブツですが、世界各国ではちょっとした有名なボランティア制度。

イギリス人が太陽を求めてホリデー感覚でボランティアに来ていたり、南アフリカ人がイスラエルでの就職の足がけとして来ていたり。

韓国人も多いようです。

噂ではボランティア同士で毎晩パーティーがあるだとかないだとか・・・

少しばかりの登録料はかかるといっても、単純労働をすれば無料で衣食住が提供される生活。
特に学生が、長期の休みを利用してボランティアに来るようです。

 

いつもと違った海外でのボランティア経験をしてみたい方、

Income-sharing communityに興味がある方、

国際色豊かな仲間たちと汗水流したい方、是非是非キブツについて調べてみてください。

 

私は残念ながら2ヶ月という長期滞在ができないので、キブツのオフィスに応募を断られてしまいました。
1ヶ月滞在でも可能なのでは・・・という考えは甘かったようです。

・・・ということで今回は具体的なボランティア内容は紹介できません。すみません><

ただ、こんなボランティアが世界にはあるということを知ってもらいたくて今回キブツを記事にしました。


実際にキブツでボランティアをしてみたいという方は、ネット上に体験談がいくつかあるので参考にしてください。
私もいろいろ調べたので、知っている限りであればお教えできます。なにか質問があればコメントで!

 

 

応募を断られても、どーーーーうしてもキブツをこの目で見たかった私は、Couch Surfing(http://www.couchsurfing.org/)を利用して、イスラエルの南に位置するEILAT(エイラット)にあるキブツに一泊させていただきました。

それぞれのキブツは、規模も違えば雰囲気も違います。私が訪れたキブツは全体で250人ほどの比較的小さめの、のんびりしたコミュニティーでした。

これがそのキブツの写真です。こんな感じで家が並んでいます。商店は小さいものが数件あるのみ。

ここのキブツの主な産業は、時間が経過しても新鮮な色が保てるサーモンを作るための微生物の繁殖だそうです。
世界に2つしかこの研究施設はないそうです(もう1つはドイツに)。すごいですね!一番の出荷国はもちろん我らが日本です。

 

キブツは、社会主義理想が成功している唯一のコミュニティーだといわれています。
日本やオーストラリアとは全く違う、予想した以上に不思議な場所でした。
語りだすと止まりそうにないのでやめておきますが、私が一番WIREDだと思った点だけお話しますね。

 

それはなんといっても食事の仕方

 

全てシェアが基本なキブツ。もちろん3度のご飯もキブツのみんなでシェアします。
食事の時間が決まっていて、その時間になるとキブツニークがカフェテリアに集まって、ビュッフェスタイルで食事をします。

カフェテリアはこんな感じ。

もちろん各自キッチンが家にあるので、カフェテリアで食事を絶対にとらないといけないことはないのですが、
ほとんどの人がここで食事を楽しみます。

食事は種類も豊富でとても美味しかったのですが、食事は家族団欒の時間だと教えられてきた私にとっては、このシステムがとても不思議でした。ここにはお母さんの味というものが存在しないのかというと、そうでもなく、週に一度家族で食卓を囲む日があるそうです。

私が今回出会ったキブツニークのYAHAVちゃんは18歳。

18年間ずっと、250人ものコミュニティーメンバーと、毎日食事を朝昼晩共にしてきたそう。
プライバシーも何もない生活だな、と私は思ってしまったけど、YAHAVちゃんはこの生活がかなり気に入ってるようです。

 

長くなってきたのでまとめてみると、、、

 

キブツはおもしろい!

 

です(笑)

キブツのシステム自体も興味深いですし、世界各国から友人ができるのも、このボランティアの魅力です。


英語がある程度話せる方は、世界各国のボランティアと友だちになれて楽しめるでしょうし、

話すのが苦手な方はとても良いスピーキングの練習になると思います。

 

また、イスラエルという国もおもしろい。

危険なイメージが付きまとうイスラエルですが、比較的安全な国です。

 

ただ、ちょうどイスラエルとガザの抗争が始まった日に、イスラエルに足を踏み入れてしまった私。

 

着いて早々

 

海に爆弾が落ちるのを目撃する

 

という衝撃的な経験をしてしまいました。何事もなく、無事に旅を終えることができて良かったです。
 

今回のイスラエル訪問で、沢山のことを学びました。みなさんに、是非一度は訪れて欲しい国です。

 

 

キブツボランティア、人生で一度はやってみる価値ありますよ!

 

ただこのボランティア、注意事項が2つ・・・

 

一つ目は、超肉体労働を強いられる(らしい)こと。
仕事内容は単純ですが、かなり重労働なようです。仕事内容によって違ってくると思いますが。


二つ目は、キブツやキブツ内の責任者によって受ける待遇が全く違うこと。

こればっかりは運です。ボランティアを単なる労働力とみなしているキブツの責任者もいるようです。

イスラエルのキブツで実際に2ヶ月働いた方にお話を聞いたのですが、その方のキブツでは仕事が少ない時期になると、
適当な理由をつけてボランティアを解雇するそうです。

6ヶ月キブツで働こうと意気込んで航空券を買ったのに、2ヶ月働いただけで、仕事がないからキブツから出て行けといわれた人がいたそうです。
物事にはいろんな側面があり、これが全てではありません。しかし、こういったケースもあるということを踏まえて、長期で来られる場合は仕事が多い時期に参加するのが良いと思います。

 

KIBBUTZに興味を持った方は、こちらへ!→http://www.kibbutz.org.il/volunteers/

 

 

ボランティアをしようと思い立ってイスラエル行きの飛行機をゲットしたのに

キブツのオフィスに参加を断られた私がイスラエルで何をしたのか・・・

 

 

答えは次号のコラムで!!(・ω・)!!

 

 

それでは最後に、イスラエルとパレスチナ双方に一刻も早く平和が訪れることを願って・・・

 

at West Bank Barrier

 

 

コメント

以前のコメント

ayaka tamai   (2013-10-29T06:39:47)
Yanさん、返信が遅れてしまい大変申し訳ありません。もし不安があるようでしたら、エージェントを通してキブツに参加されるのも可能ですが、私はご自身で直接キブツセンターと連絡を取って手配することをお勧めします。(その方がお金もかかりませんし、経験になると思いますので)。キブツの仕事の繁忙期は、配属されるキブツによって異なると思うのですが、実際にキブツで働いていた知人に聞いてみますね。もし良ければayakafukkonowa@gmail.comこちらにメールをしていただければ、いろいろと質問にお答えすることができますよ^^
Yan   (2013-10-15T10:40:14)
Ayakaさん!返信ありがとうございます(*^o^*) 知人の紹介でキブツに行くという話だったのですが、急遽一人で全て手配からなにやらしなくてはならない状況になってしまいました…(;_;) 一人で手配などする場合は、直接イスラエルのキブツセンターに連絡とることが手っ取り早いですかね…?( ̄◇ ̄;) あと、キブツの仕事が多い時期は大体何月ごろかお分かりですか? 教えて頂けると助かります!m(._.)m
ayaka tamai   (2013-09-26T19:31:50)
Yanさん、コメントありがとうございます。そうですね。私の知人の話によると、仕事が少ない時期にはそういったことがあるそうです。大きいキブツというより、仕事量の多い季節に訪れるのが良いかもしれません。ただ、こういったケースばかりというわけでもないので、運足代という面もありますが…ご参考になれば幸いです。 Medical formは、上記に掲載したhttp://www.kibbutz.org.il/volunteers/のページからRegistrationにいっていただければ見つかると思います。私は経験できなかったので、キブツ体験羨ましいです!是非、素敵な体験をしてきてください(*^^*)
Yan   (2013-09-11T14:22:45)
詳しいキブツの情報ありがとうございます!! (*^^*) 私もキブツに知人の紹介で行く予定なのですが、二ヶ月働いただけで出ていけというようなケースがあったと聞き、驚きました(>人<;) このようなケースはよくあるのですか? またそのようなことを避けるためにも大きいキブツに行った方が良いですかね? あと上記にあるMedical fromはどこで頂けますか?? 教えてもらえると嬉しいです(^O^)
ayaka tamai   (2013-03-18T06:00:24)
toruさん、コメントありがとうございます。 キブツ参加には必ず健康診断…のようなものが求められます(笑) 単にキブツセンターが指定するMedical Formを自分で記入して、病院に持って行って、お医者さんにスタンプと署名をもらうだけです。私の場合お医者さんと話をして、この書類に署名が欲しいんだという旨を説明しただけで、健康診断らしいものは一切しませんでしたがキブツセンター側にOKを貰いました。 日本でこのようなことができるのか分かりませんが、一度Medical Formを記入してお医者さんに相談してみてはどうでしょう?
toru   (2013-03-15T07:31:12)
こんにちわ。 キブツ参加には必ず健康診断の証明書を求められるのでしょうか?日本で受けるとなるとかなり高額なので・・・それか現地で健康診断うけられたりするのでしょうか??教えてくださーい。

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趣味はボランティア!なメルボルン在住大学生が綴るボランティア体験談。 自分の経験したボランティア、または興味深いボランティアを全12回にわたって紹介していきます。 気になるものがあれば是非ぜひお試しあーれ!ご質問、随時受け付けてます。 Twitter:@Ayakatamai

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