ヤラバレーの名門ワイナリーで、ワイン三昧。
イエーリング・ステーションはヤラバレー御三家のひとつ!!
2010年1月10日掲載
メルボルンは、真夏の観光シーズンとなった。 2010年のワインの最盛期を前にヤラバレーの名門ワイナリーをシリーズでおう。
今回は、メルボルンそしてビクトリア州最古のワイナリー、イエーリング・ステーション・ワイナリーだ。
イエーリングステーションは、ヤラバレー更にはビクトリア州の最も古いワイナリー。
ヤラバレー中央部の高台にあり、絶景の見晴らしも自慢のひとつ。雄大なヤラバレーの景色を見ながら、これも自慢のレストランでイエーリングステーションのワインを傾けるのは、ヤラバレーの基本。
レストランは、かなりの座席数があるが、いつも混雑していて、週末などの場合は、予約が必要。
ワインセラー(Wine Cellar)
2階はカフェ(Matt's Bar)。
イェーリングステーションは、ビクトリア州最古のワイナリー。
メルボルン設立から2年後の1837年、NSW州モナロ(Monaro)からDonald Ryrie, James Ryrieの英国人(スコットランド)兄弟が250頭の牛を引き連れて、ヤラバレーのイェーリングに住みついた。イェーリングとはアボリジニのこの地区をさす名称。NSW州から持ってきた白ワイン種苗木の『the Black Cluster of Hamburg 』を植えたのが、ヤラバレーのワイナリーのスタート。Ryrie兄弟が、皮肉を込めて使ったワインのブランド名、シャトーイエーリング(Chateau Yering)がビクトリア州の最初のワインのブランド名となった。
レストラン部分からワイン製造部分への回廊。
その後、Ryrie兄弟は、シドニーへ戻り、De CastellaとDe Puryというふたりのスイス人がRyrie兄弟から土地を購入。彼らはYeringbergとSt Hubert'sというワイナリーを作った。Yeling Stationを含めて3つのブランドは、1861年、1889年のフランス パリの国際ワイン大会で、金賞を受賞。YeringStationは、グランプリを受賞。南半球では初めての快挙。1850年以降、ヤラバレーには、多くのスイス人が移住してきて、ヤラバレーのワイン産業に大きな貢献。ビクトリア州の初代総督ラトローブ(Charles La Trobe)がスイス系英国人であり、特に奥さんのSophieの出身地Neuchatelからの移民が多数を占めている。
尚、フリンダース駅からひとつ目のジョリモント駅(Jolimont)は、ラトローブとソフィアが新婚旅行に行ったスイスの村の名前。
ワインだけではなく、ヤラバレーのチーズなど乳畜産物品など、たくさんの地方特産品が揃っているのも魅力。
ワインは、ぶどうから複雑な製造工程を経てワインとなる。その最高責任者がワインメーカー(Winemaker)。現在、イエーリングステーションのワインメーカーは、Willy Lunn。2004年ロンドン世界ワイン大会でワインメーカー・オブザ・イヤーを受賞。
イエーリング・ステーション・レストランの入口部分。
38 Melba Hwy
Yarra Glen 3775
Victoria, Australia
p +61 3 9730 0100
f +61 3 9739 0135
info@yering.com
Yering Station Winery公式Web
ワインリスト
撮影データ
Canon EOS 5D MarkⅡ 絞り優先AE 評価測光 絞りF8.0 1/320秒 ISO感度 100 太陽光 画質圧縮率 JPEG
レンズ EF24-70mm f/2.8L USM