Snow Travel Expo

冬を思いっきり楽しむ提案が詰まったイベント。北半球も見逃せない！

16th-17th May 2009 @ Melbourne Exhibition Centre

　　

　本格的な冬の到来を前に、メルボルン・エキシビション・センター（Melbourne Exhibition Centre）にてスキー、スノーボード旅行の提案やスキー・リゾート、またスキー、スノーボードのウェアなどを紹介するエキシビションが開催された。オーストラリア国内には約60万人のスキーヤー、23万人のスノーボーダーがいるとされ、エキシビションはメルボルンを皮切りに、ブリスベン（Brisbane）、シドニー（Sydney）でも大規模な会場で開催される。

　　

　会場では50を超えるブースが並び、国内のスキー・リゾート、特にマウント・ブラー（Mt. Buller）やフォールス・クリーク（Falls Creek）といったヴィクトリア州内のリゾートが大々的に紹介され、アコモデーションやスキー・コースなども含めて様々な提案がされた。またスキー、スノーボード用品およびウェアの紹介も多く、カジュアルでクールなものを求めてエキシビションを訪れている若者も多い。

　　

　オーストラリア以外にも日本やカナダなどの北半球へのスキー旅行の提案も多く、中でも近年の日本へのスキー旅行人気もあり、北海道や長野県のスキー・リゾートを紹介するブースは常に観客であふれていた。北海道から始まった日本へのスキー・ブームはいまだ衰えることなく続いていることが判る。日本の雪質（パウダー・スノー）が非常に高い評価を得ており、またスキー旅行と同時に東京や京都を訪れるオーストラリア人も増えてきている。日本のスキー・リゾートだけを特集する無料の新聞も英語で発刊されるほどで、各リゾート地も自治体をあげて外国からの観光客誘致に力を注いでいる。

　　

　日本のスキー・リゾートを紹介するブース展開をされていたお二人にお話を伺うことができた。お忙しい中ではあったが、お二人とも今回の出展に非常に満足されているようだった。

　　

◇日本政府観光局（JNTO） シドニー事務所　山下 幸男所長
　日本のリゾート情報を収集したいという思いから来られている人が多く、とても熱心に質問されます。我々としてもできる限りの要望に応えていきたいですし、今回のイベントは非常に手応えを感じています。

◇社団法人　信州・長野県観光協会　吉味 秀明氏
　白馬、妙高高原、志賀高原、野沢温泉の4つのリゾート地を紹介しています。スキーだけでなく、和太鼓のパフォーマンス鑑賞や着物体験など、現地で日本文化を楽しんでもらえるイベントもご用意しております。また長野県は東京から新幹線を利用して1時間半ほどで行くことができるため、近年オーストラリアの方にもとても人気が出てきています。また京都へのアクセスも便利なので、スキーと同時に東京および京都の観光もされる方も多くいらっしゃいます。

　　

　メルボルンの夏はまだまだ先。でも早くから旅行計画を立てるのもワクワク感がいっぱい詰まった楽しみの一つ。ヴィクトリア州のリゾート地へ行くのももちろん良し、今年の夏こそ北半球へスキー、スノーボードはいかがでしょうか？

●Snow Travel Expo
URL：http://www.snowtravelexpo.com.au/

●日本政府観光局（Japan National Travel Organization: JNTO）
URL：http://www.jnto.org.au/

●（社）信州・長野県観光協会－さわやか信州旅ネット
URL：http://www.nagano-tabi.net/