MDMA Skid Comp
これは、メルボルンの極めつきのユニークな若者の遊びだ。
2009年08月31日掲載
MDMA Skid Comp
30 August, 2009 @ Carlton Gardens
バランスを取りながら乗るスキッド・バイク・ライダー
カールトン・ガーデンの中で、300名ほどの若者が集まって自転車競技会を行っていた。自転車は、ロードレーサーが主な参加で、マウンテンバイクは参加していない。上の写真の道路にスタートラインがチョークで描いてある。
- 各自転車は、一台ずつ競技する。
- エキジビジョン・ビルの前から全速力で、自転車を漕いでくる。
- スタートラインの手前で、前後のブレーキを同時に、目いっぱいかける。
- そうすると前後のタイヤは、ロックされ回転を停止する。
- 勢いがついている自転車は、タイヤがロックされたまま滑り始める
この競技は、どこまで自転車を滑らせることが出来るかという距離を競う競技だ。ロックされた自転車は、まっ直ぐには滑ってくれない。横滑りや、蛇行を開始する。なるべく蛇行させないようにするには、ちょうど自転車の真ん中に載って、かつ前輪に体重をかけるようにするのがコツだ。自転車のタイヤは、滑りやすいスリックタイヤに限られる。停止しやすいブロックタイヤを使っているマウンテンバイクが参加していないのはこの理由だ。
子供の遊びのような競技で、大人が真面目に実施する競技とはとても思えない。しかし実際には非常に面白い競技だ。全速力で疾走する自転車に思いきり強くブレーキをかけるので、非常に転びやすい。実際に3台に1台は転倒する。それも横滑り、蛇行を繰り返した上に転倒する。また非常に危険な競技でもある。間違いなくヘルメットをつけていないと危険だ。ところが多くの若者はヘルメットをつけていない。
地面には停止した場所のチョークが見られる。一番遠いのは、ビクトリア通りの近くまで行った。この日は、約100台の自転車と数百人の観客が集まった。MDMA Skid Compは、カールトンガーデンで時折実施されている。
メルボルンバイクポロ
MDMAスキッドコンプ