-第28回エッセイコンテスト 表彰式-
日豪国際交流
第28回エッセイコンテストの表彰式がメルボルン総領事館で行われた。
オーストラリアの中学生、高校生(7−12年生)により深い日本への理解と日豪関係についての知識を深めてもらおう、という目的から始まったこのエッセイコンテスト。今回で28回目となる。今回の応募数は豪州全体で768。その内メルボルンからは275。
まずはこのコンテストの詳細を紹介したい。
3つの部門に分けられていて、与えられたテーマをもとに英語で作文を書く。
ジュニアA部門:7−8年生(700−1000字)
ジュニアB部門:9−10年生(1100−1400字)
シニア部門:11−12年生(1500−1800字)
賞はFirst Prize(1名)、 Outstanding(2名)、 Highly Recommended(複数)とあり、選考はオーストラリアにある総領事館(メルボルン、シドニー、ブリスベン、パース)で第1次審査が行われ、それを通過した作品がキャンベラの日本大使館で最終審査を受けることになる。
ジュニアA部門のFirst Prizeには300ドルの図書券、ジュニアB部門とシニア部門のFirst Prizeには、JALからの日本往復航空券&JTBから7日間のジャパンレールパスと、京都のホテル3泊宿泊券という豪華なプレゼントが用意される。
今回シニア部門の優勝者(Ms.Michelle Wong)は見事ビクトリアから選出された。
小竹康史 在メルボルン日本国首席領事は、南メルボルンにある公邸で、今回のコンテストの入賞者、家族、審査員、学校関係者、主政府境域関係者を招き、表彰式およびレセプションを催された。
小竹領事は冒頭のスピーチで、オーストラリアの学生の日豪関係に対する理解、興味の深さへの感謝の気持ちを示された。
そして今日本で起こっている地震、津波で被害を被った方のために皆で1分間の黙祷をささげた。生徒の一人は領事に哀悼を示す手紙を渡していた。
コンテストの入賞者はレセプションではリラックスした様子で、日本について楽しそうに語っていた。将来彼らが日豪の架け渡しとなる日も遠くないかもしれない。今後も日本への興味を失わず、今回の賞を糧に将来大きく羽ばたいてほしい。
(左)Junior A -Highly Recommended- Ms.Michelle Chow
Junior B -Highly Recommended-
左からMs.Caitlin Hoad/ Mr.Samuel Rankin/ Mr.Matthew Wong/ Ms.Sylvia Ly
(左)Senior -Highly Recommended- Ms.Leanne Kheo
(左)Senior -Outstanding-Ms.Catriona Nguyen-Robertson,
(中央)Junior B -Outstanding- Ms.Maille Eliza Halloran Mackay
(中央)Senior -First Prize-Ms.Michelle Wong
場所:
総領事公邸
写真・文 兼重貴子
(Written and photographed by Takako Drew)
2011年3月16日掲載
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