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飛騨牛イベント Prahran Market にて開催

飛騨牛のファン増加を目指して

2021年3月3日 公開

2021年2月12日(金)・21日(日)、Prahran Market にて 岐阜県の名産・飛騨牛の魅力を伝えるイベントが開催されました。


飛騨牛は、海外進出を心がけており、一昨年の10月メルボルンとシドニーにて、大々的なお披露目を行いました。

 (参考記事: 岐阜県特産の飛騨牛プロモーション

その後、コロナ・パンデミックのために中断していたプロモーションが、いよいよ再開となりました。


今イベントの目的は、レストラン・オーナーやシェフに対して飛騨牛の特徴と、おすすめの料理法を伝えること。

ソーシャル・ディスタンスにも充分に気をつかい、招待客のみ、一回につき二十人程度の調理デモを二日間四回に分けておこないました。


岐阜県で育てられる肉用牛の中でも、厳しい基準をクリアーした牛肉のみが飛騨牛となります。
出荷された飛騨牛はすべて、飛騨牛のサイトから個体識別番号で検索できます。
  参考:飛騨牛サイト 肉質等級情報検索

また、同サイトで料理店・販売店も検索できます。
ここに記載されている料理店では、盾の表示が許可されています。


飛騨牛料理推奨店として、この盾を表示できるのは、オーストラリアではメルボルン5店・シドニー2店のみです。(2021年2月現在)

   参照: 飛騨牛海外「料理」推奨店
      Niku Ou Japanese Chargrill Restaurant  Shop 9-10/108 Bourke Street, Melbourne Vic 3000
      SHOU SUMIYAKI   160 Little Bourke St, Melbourne VIC 3000
      Nobu        Crown Melbourne,8 Whiteman St,  Southbank VIC 3006
      Koko's      Crown Melbourne,8 Whiteman St,Southbank VIC 3006
      WAGYU YA    156 Toorak Road South Yarra VIC 3141
      6 Heads     Bay 10 & 11, Campbell’s Stores, 7-27 Circular Quay West, The Rocks, NSW23 Palmer St East Sydney NSW 2010
      Blue Angel  223 Palmer St East Sydney NSW 2010

飛騨牛販売推奨店となっているのは、オーストラリアではメルボルンの2店のみです。(2021年2月現在)

   参照: 飛騨牛海外「販売」推奨店
      Sardes Quality Meats Victoria Market 内
      Gary's Quality Meats  Prahran Market 内
 

オープニングでは、岐阜県と提携するオーストラリアの大手食肉業者Global Meats Pty. Ltd.、Prahran Market内の精肉店 Gary's Quality Meats, 卵を提供いただいた Whisked が挨拶で素材の良さをアピールしました。

​​​
続いて飛騨牛のアンバサダーであるエグゼクティブ・シェフの Mark Normoyle 氏の挨拶。
本日のシェフ・荒金育英シェフと日本訪問した際のエピソードも披露して、観客の笑いをさそいました。

Markシェフは昨年、メルボルンのランドマークの老舗遊園地 Luna Park の真向かいに、Luna's Food & Wine Barという店をオープンし、オーナーシェフとなっています。

 

荒金育英シェフは、今年、農林水産省より日本食・食文化の普及に関する的確なアドバイスを行う日本料理関係者である日本食普及の親善大使に任命されました。

   参照: 農林水産省 海外における日本食普及の親善大使一覧

すでに数多くの日本食普及のイベント、その他チャリティなどでも活躍し、キンさんの愛称で親しまれているカリスマシェフですが、今後ますます力が入ることでしょう。


飛騨牛の肉質は、きめ細かく、やわらかで、舌にとろけるような旨みがあります。

オーストラリアは世界に冠たる牛肉大国。面積を活かし、牧畜業を発展させてきました。
国民食といえるBBQをはじめ、オージービーフでは赤身が喜ばれています。
一方、日本料理ではやはり霜降りが美味しい。

このイベントで披露された料理は、すき焼きと生肉を使用した寿司

薄切りにする習慣のない地元シェフたちは、薄く切り取る技術に、思わず感嘆の声をあげていました。
今後、薄切り技術の講習会を要望されました。

すき焼きには「関東風」「関西風」の2種の作り方がありますが、本日は「関東風」が披露されました。
白菜・しいたけ・ネギに、しらたきや豆腐まで。
すべて会場となった Prahran Marketで入手できます。

醤油、みりん、料理酒、砂糖、だしなどから作られたキンさん特性の割下も。


割下を煮立て、ネギなどの野菜を入れて火を通します。


肉は肉で別途、牛脂でいため、割下で味をつけます。


生の卵を食べる習慣のない、地元の人たち。
生の溶き卵の濃厚な味に驚いていました。
思えば、刺し身・寿司など、生の魚も食べる習慣がなかったのに、今では当たり前の食べ物となりました。
生卵ブームも生まれるかも知れません。


飛騨牛は、赤身の多いオージービーフと比べて、脂肪分が適度にある霜降り肉です。
もともと濃厚な味わいの飛騨牛寿司に、タスマニア産の生うにをのせ、フランスからのトリュフをおろしがけるという三重奏。
それぞれの濃厚な味が、口のなかでとろけ、しっかりと調和していました。


料理とともに提供されたのは、飛騨高山で元禄16年(1703年)創業の舩坂酒造にて醸造された「深山菊 秘蔵 特別純米」。
蔵の杜氏・スタッフともにプライベートで飲むイチオシのお酒!とのこと。


メルボルンの日本酒取り扱い業者 Sakemate 代表であり、利き酒師の資格を持つ黒川豪人氏が提供します。
同じ産地どうし、濃厚な飛騨牛料理にピッタリのお酒でした。
舩坂酒造「深山菊 秘蔵 特別純米」は Sakemate を通じて購入できます。問い合わせフォームからどうぞ。


コロナのために人数制限となったイベントでしたが、一人一人と丁寧な質疑応答ができ、満足度は高かったようです。


すき焼きセットとして、飛騨牛・野菜と特性割下のセットが販売されていました。

すべて Prahran Market 内で販売されている食材のセット。
食事のため? 研究のため? あっと言う間に売り切れました。


写真撮影に応じてくれたシェフたち。
飛騨牛を使ったオーストラリア発想の料理を期待しています。


日本人のシェフたちも。キンさんを交えての撮影です。


12日に急遽決定された五日間のロックダウン。
当初、13日だった予定は21日へと延期されました。
21日には、着任されたばかりの島田順二 在メルボルン日本国総領事も出席されました。


飛騨牛の普及には、ステーキで喜ばれる赤身ではなく、霜降りの美味しい食べ方が浸透することが不可欠と思われます。

オーストラリアのシェフが、そのことに気づき、探求するキッカケとなったことと思います。

さらに成果のひとつとして、Global Meatと双璧成す豪大手の食肉サプライヤー Vic's Meat社が、飛騨牛2頭を購入し、オンラインでの販売を開始しました。
部位買いでなく、生牛2頭丸々買ってくれたのは、今後Vic's Meatは飛騨牛の取り扱いを継続する意思表示と捉えられます。

   参照: Vic's Meat Online A5 Japanese Wagyu 

メルボルンひいてはオーストラリアでも、飛騨牛のファンが増えていってくれることを望んでいます。


主催: 岐阜県
運営: Tryber Pty Ltd

Tryber Pty Ltd は、日本とオーストラリアの架け橋となり、世界に誇れる日本の食べ物・酒・製品・文化をオーストラリアで流通、浸透させるお手伝いをしている会社です。
オーストラリア進出のご相談・お問い合わせは ウェブサイト から。

 

文・写真:矢部勝義

 

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