ビザ取得体験記vol.2
パートナーとビザの申請を考えている方、必見!
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ビザ取得体験記
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シンガポールの街並み
Vol. 2
“さあ、これでそろった!”
気合を入れて、9時から12時の受付時間(とても短い!シンガポールでの仕事を辞めることはまだ内緒だったので、仕事が休めず綱渡りだった)に、ハイ・コミッションへ向かう。
「弁護士のサインは貰ってきましたか?」と、受付の方。
そんなこと、どこにも書いていません!しかし書類のコピー、レポート、すべてに弁護士の保障のサインが必要なのだった。弁護士のリストを渡され、何とか昼休みに予約を取ることに成功。しかし、サイン1つに5ドルもかかった。
再びハイ・コミッションへ向かう。
「運がよかったですね。申請手数料値上がりするのですよ、来月から。」
来月って3日後だ。なんてラッキーと思ったのも束の間、
「1,650シンガポールドルです(1,350オーストラリアドルくらい)」と…。
そんなにするのですか!しかも、却下された場合、払ったお金は戻ってこないそうだ。一瞬躊躇したが、やるしかない。
そして、無事に申請されたかに見えたが…。
「ハイ、では次」
次の本(書類)を渡された。
話せる言葉、過去に住んだ国、行った事のある国などの質問が書かれた新たな申請書だった。それに、健康診断書、過去10年間に住んだ国の無犯罪証明書も提出せよ、とのことだった。過去10年間のうち、7年間はシンガポールに住んでいたが、その前はドイツに10年間住んでいたので、ドイツからのものも必要だ。
シンガポール警察からのものはすべての指の指紋をとられ、手間はかかったが、何とか2週間で提出。
ところが、ドイツからのものは、大きな勘違いで大変なことになった。申請して5週間で送られてくるはずが、来ない。8週間たっても来ないので大使館に問い合わせると、自分でドイツに申請しないとだめだというお答え!
大使館で45ドルも払い、サインとスタンプを押されたので、てっきり向こうがやってくれるのだと思っていた。ドイツ大使館とはいえ、シンガポールなのにすべてがドイツ語で表示されていて、ドイツ語のあやふやな私は勘違いしてしまったのだった。
それを伝えても、大使館の人は一言「それは、あなたの問題。私たちは、助けられない」。
あー、よみがえるドイツの思い出。約束は守るきちんとした良い人達なのだけれど、時にとても冷たい。
途方にくれた...。
次回に続く