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ビザ取得体験記vol.3

パートナーとのビザ申請を考えている方必見!

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ビザ取得体験記

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                                            ドイツ・ハンブルグの街並み

Vol. 3

しかし、途方にくれた。

オーストラリアに着く前に、ビザの申請が間に合わない。計画して、フライト・チケットも取って、シンガポールのアパートも解約、辞表も出してしまったあとだった。
仕方がないので、オーストラリアに渡った後、1カ月後にビザを取るためにシンガポールに戻ってくることにした。国外で申請した場合、オーストラリア国外でなければ受け取れないからだ。でも、国外なら違う都市でも大丈夫だそうだ。(たとえば、シンガポールで申請し、日本で受け取ることも可能らしい)

ところが、なんと、ドイツに直接申請してから2週間後、ドイツからの無犯罪証明書が届いた!ドイツ語でなくては無駄だと思っていた、英語で書かれた夫の手紙が利いたようだった!
“これで間に合う!”と思ったのも束の間だった。

次は、オーストラリアン・ハイ・コミッションからの、最終攻撃だった。
「2人の関係を保障する写真が足りません。何で、結婚式の写真がないのですか?」
だって、返してもらえるか分からないのに、大切な写真を渡せません。でも、そんな風に思っていたのは、考えが甘かった。
「なぜ、共通の銀行口座がないのですか?」
2人とも働いていたし、シンガポールに着いた時がずれていたので、ただ単に、普通の日の銀行が開いている時間にわざわざ一緒に銀行に出向くチャンスがなかっただけのことだった。そして、それがビザを取るのに重要だなんて思ってもみなかった。

出発まで1週間をきり、何とかビザがおりますようにと願う日々。家に向かう地下鉄の中で、携帯電話が突然鳴った。

最終回に続く...

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