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カイトボーディング Kiteboarding

セントキルダの海は、もう真夏!!

2009年12月20日掲載

 少し強い風が吹く日のセントキルダの海岸では、たくさんのカイトボーディングを楽しむ若者を見ることができる。

海水の温度は冷たく、まだ真夏には少し早いが、これからシーズンを迎えるカイトボーディングを紹介する。

 メルボルンの海岸線、ビーコンフィールドに沿ってセントキルダピア桟橋の内側の一角は、水深がかなり浅い。深い場所でも2mもないほど。このあたりは、モーターボートやヨットは入ってこれない。この一角がカイトボーディングに開放さてている。カイトボーディングの専用地区で、ウィンドサーフィンもこの地区には入ってこない。直ぐ西側からポートメルボルンにかけては、ウィンドサーフィンの地区になっており、こちらにはカイトボーディングは入ってこない。
ウェスト・セントキルダの海岸に、砂浜が海に向かってせり出している場所がある。風が強い日には、たくさんのカイトボーディングが海を走り回っている。
 

 凧(Kite)の力を利用して動力としようとする試みは、1800年代から始まっていた。スポーツとしての利用が始まったのは1970年代。カヌーや、アイススケート、ウォータースキーなどに使用。1980年代には、パラシュートスキーが始まった。現在の形式がほぼ出来あがったのは、1994年。アメリカで航空力学を利用して開発された。道具も改良が進み、値段も安くなりカイトボーディングは、若者を中心に急速に普及し始めている。
ウィンドサーフィンに比べて、ボードが小さい。カイトが折りたためるので場所を取らない。ジャンプが比較的簡単にできる。空中を長時間飛ぶことが出来る。回転技が使える。操作性が良い。などウィンドサーフィンでは出来ない様々なテクニックが開発されている。

 ボードは、サーフボードやウエイクボードに似ている。素材や、形状もほぼ同じ。
もちろんカイトボーディング用に製作されている。走行方向が左右いずれか一定のものと左右いずれにも走行するためものがある。メルボルンで使われているものは、どちらの方向へも走れるタイプが多い。
ボードには、足を入れるためのフットストラップが装着されている。フットストラップが無いタイプもある。
カイトボーディングの場合、静止時にボードに人が乗って浮くようには出来ていない。あくまで走行時にのみ人が乗ることが出来る。

 今日のメルボルンは、秒速12mほどのカイトボーディングに適度な強風が吹いていた。
この状態ならば、うまくジャンプすると10mほど上空に飛びあがることが出来る。
上級者は、上空で全身を回転させることが出来る。様々なテクニックが開発されている。

メルボルンの海は真夏でも冷たいので、ほとんどのボーダーはウェットスーツを着用している。

ボーダーは、腰にハーネスを着用する。
カイトからのパワーを腰で受け止める。
セール(キャノピー)からのワイヤーラインと人体とを固定するためのもの。危険防止のためにいつでも外せるようにクイックリリース機構がついている。
カイトからの力を両足を通してボードへ伝えて推進力とする。
左手に持っているのは、コントロールバー。

カイトボーディングは、体重と体力を必要とする。従い女性の愛好者は、メルボルンでもあまり多くない。特に強風の日は、ほとんどのボーダーは男性となる。

ボードは、軽く小さな形状であり、自由に取りまわしが利く。押し出された波は美しい形状を描く。

Canon EOS 5D MarkⅡ 絞り優先露出 スポット測光 絞りF2.8 1/2500秒 ISO感度 100 AWB 画質圧縮率 JPG WB 太陽光
レンズ EF 70-200mm f/2.8L IS USM

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スプリングレーシングカーニバルの2番手レース。

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