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国枝が3連覇、通算8度目の優勝

上地は2年連続準優勝

今回で何度目だろうか?Roger FedererとRafael Nadalのような、常に注目を集め車椅子テニス史に残るライバル同士の、国枝慎吾とStephane Houdetのシングルス決勝戦となった。

昨日のダブルスではお互いの好調さが光り、Gordon Reid / Gustavo Fernandezの若手有望株の挑戦を一蹴した。そんな好調な2人の決勝戦、6-2、6-2で国枝が3連覇、通算8度目の優勝を決めた。ちなみに2007年に初優勝、2011年まで5連覇しており、2012年は欠場したため、2007年から負けなしである。

王者のテニスだった。前後左右に振られても全てのボールを拾い、どんな体勢からも攻めに転じ、相手を追い詰める。時に壁や線審にぶつかりながらも3バウンドまで(車椅子テニスは2バウンドまで認められている)決して諦めない。そんな国枝のテニスに初めて車椅子テニスを見た観客も歓声を上げる。年々車椅子テニス界のレベルが高くなっているのを感じるが、相手がレベルを上げるのと同時に、国枝はその更に上を越えていく。絶対王者に君臨しながらも、いつまでも己を鍛え上げ来年行われるリオ・パラリンピックで、3連覇の偉業に挑戦する。

 

 

女子決勝に進出した上地結衣だが、3-6 、5-7でJiske Griffioenに破れ、2年連続の準優勝となった。昨年は初めて1年で全てのGSに出場した年となったが、その中で唯一取れなかったタイトルがこの全豪のシングルスだった。ダブルスは年間グランドスラムを達成、シングルスはFrench OpenとUS OPENで優勝したが、全豪だけは優勝できなかった(Wimbledonシングルスは開催されない)。

「言い訳にはしたくないが、、、」

上地が語るのは、第2セットの第10ゲーム、5-4で迎えた自身のサービスゲームでセットポイントを迎えるが、それまでの曇空から突然太陽がサーブの邪魔をした。トスが太陽に重なり見えなくなってしまいダブルフォルトを連続させてしまう。その後3ゲームを連取され敗退となった。

世界ランキングは1位だが、まだ追われる立場ではない。本人がそう語っており、来年さらなる成長を見せる上地のプレーに期待だ。

 

 

写真・文:Raito Hino

 

 

 

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