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第2回 パン作り講習会

やっぱり手作りが一番おいしい!

2010年3月6日掲載

2月19日、シティにて日本人会婦人部主催のパン作り講習会が行われました。
好評につき、すぐに募集定員の14名に達したそうです。
今回のテーマは「メロンパン」です。日本ではとてもポピュラーな菓子パンですが、こちらではなかなか見かけません。今までパン作りをしたことのない自分にとって、どのように作られるのか興味津々です。
今回も日本でパン作りを教えていらっしゃいました松永さんを講師にお迎えして、いよいよスタートです。

初めに、松永さんから今回のメロンパン作りについての説明がありました。
本来はパン生地を先に作り、一次発酵させている間にクッキー生地を作るそうですが、今回は限られた時間の中で効率よく行うために、時間のかかる生地作りと一次発酵をあらかじめ松永さんと役員さんで行い、クッキー生地を冷やしている間に生地作りの実演と演習を行います。



<作業工程>
クッキー生地作り             ↓
   ↓             丸め•ベンチタイム(5分)
パン生地作り               ↓
   ↓                 成形
パン生地一次発酵             ↓
   ↓               仕上げ発酵
ガス抜き•分割               ↓
   ↓                 焼成
丸め•ベンチタイム※(10分)
   ↓                        ※ベンチタイム:パン生地を休ませること


            

みなさん、真剣です。でも、すごく楽しそう。


            

だんだんとメロンパンらしくなってきました。
後は、焼き上がるのを待つのみ。

焼き上がるまでの間、松永さんからパン作りに使用する粉についてのご説明がありました。
日本のパンがオーストラリアのパンよりもモチモチとした食感なのは、使用している粉のタンパク質含有量が多いからだそうです。
<小麦粉の種類と100g中のタンパク質含有量>
•強力粉 11-15g/100g
•中力粉  9-11g/100g
•薄力粉  7-9g/100g
オーストラリアで作る場合、どの粉を使ったら良いのか悩むところ。おすすめなのは、本日も使用したピザ生地用の粉。市販のBread Flourでも、タンパク質含有量が11g/100g以上のもので作ると、日本のパンに近いモチモチとした食感になるそうです。

だんだんとパンの焼ける良い香りが漂ってきました。
ついに、メロンパン完成です。

      

  パン屋さんみたいです。



いよいよ試食タイムです。皆様、和やかに談笑しつつ、おいしそうにメロンパンを召し上がっていました。
ここで、嬉しいサプライズが。何と、私たち記者の分までメロンパンを用意して下さっていました。松永さん、ありがとうございます!
では、早速いただきます。

 

食べた瞬間、広がるバターの香り。ふんわり、モチモチとした食感。甘さも控えめで丁度良い感じです。そして、手作りのものでしか味わえない優しい味がします。本当に美味しいです!

ご自宅でパン作りをされたことのある参加者の方が多いようで、発酵中や焼き上がりまでの待ち時間、試食タイム中も松永さんに熱心に質問されていました。
私は、今までオーブンを使ったことすらなかったのですが、この講習会を機に作ってみようと思います。

楽しかった講習会もあっという間に終了の時間となりました。
最後は、記念撮影です。



参加者の皆様、お疲れ様でした。
そして、講師の松永さん、婦人部役員の有本さん、大野さん、黒田さん、どうもありがとうございました。

前回のパン作り講習会の模様は、こちら

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