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ANE E-News レター Vol.10

1)新老人の会本部より
2009年のはじめ日野原先生は「今年の末までに会員を一万人にしよう」と呼びかけていました。昨年末の(日本の)会員数は7925名でした。事務局では「むずかしいのでは?」と心配していたそうですが9月27日静岡フォーラムで1万人を超しました。日野原先生は「会員を2万人に!」と新しい目標を掲げられました。

オーストラリアでは年齢を決めていませんが日本の正式会員は75歳以上です。海外支部もメキシコ、台湾、韓国、ハワイ等各国に根付いています。すでに来年6月にメルボルン、シドニー訪問の参加予定の方が名乗りを上げてくださっています。年明けから準備で忙しくなりますのでご協力をお願いします。2010年6月13日は植樹ですが、この種をまき苗木に育てるお仕事をオーストラリアの幼稚園にお願いします。日豪友好に貢献できればいいですね。







2)2009年11月9日から新しい道路安全規則が変りましたので、まだご存知のない方はwww.roadrulesvicroads.vic.gov.auをのぞいてみてください。

【携帯電話】
・運転中の携帯電話は車に付いたHolderに着装されている場合、電話に触ることなく返事ができる機能がある場合を除いてProhibited。電話についているGPSも、車に付いたHolderに着装されている場合以外は禁止。運転中はVideo SMS E-mailは禁止。
・L Plate P Plateの運転者はいかなる場合でも携帯電話使用は禁止。電話をかけていてもいなくても、運転中に電話を持つこと、ひざの上におくことは禁止。運転者が見えるところにTVスクリーンがある場合は使用してはいけない。  

【子供に関して】
・6ヶ月未満の幼児は後部座席に後ろ向きのInfant Capsuleにきちんと寝かされている事。6ヶ月から4才までの幼児は後ろ向きの子供用座席あるいは前向きの子供用安全座席にしっかり座らせていること。4才から7歳の子供は子供用安全座席、子供用安全ベルトを使い(inbuilt harness or booster seat) しっかり固定されて座っていること。

詳しくはwww.vicroads.vic.gov.au/ChildRestraintsを見てください。

毎年300人近い7歳以下の子供がビクトリア州で交通事故で怪我をしたり亡くなります。両親は5歳半頃で子供を大人用の席に座らせますがこれははやすぎます。7歳以下の子供は大人用のシートベルトを使っていると子供用安全席に座っているより4倍頭にけがをする率が高まります。4才から7歳の子供はBooster Seatに大人用のシートベルトをしている時にはBooster Seat がない時よりも60%怪我の率を減らす事ができます。

【トラム】
トラムストップでトラムが停車した場合、車はトラムの横にいけなくなりました。後ろで待たなければいけません。トラムのドアがしまったなら10kmのスピードでトラムを追い越す事ができます。トラムストップの20m前後は許可の表示がない限り駐車禁止です。
おまわりさんに捕まったとき「知らなかった」ではすみませんので、詳しくは上記Webで確認して置いてください。



3)12月9日水曜日 “The Ending Days - Caring for Ethnic Communities”
先月ご紹介したPalliative Care印Multicultural Communityです。リサーチをしていたAlexさんが結果報告、分析フォーラムに参加した方たちからのコメントなど報告します。ANEでは日本語のできる介護士、看護師のかたの資格獲得運動に協力していきましたが、最後の時には母国語でお世話する事が必要なのは「日本人だけではない」。ほかのEthnic Groupの皆さんと一緒に認定される運動を進めて行きましょう。
Palliative Care 緩和ケア ANE本部は〔財〕Life Planning  Center事務局でもあり、Peace House Hospiceの資料、ニュースなど
もありますので、必要な方はご連絡下さい。 
日本語のわかる看護師さん、介護士さんの必要な事も良く判る資料です。今年最後の勉強会になります。

場所:匠 Japanese Restaurant  32 Bourke Street, Melbourne 
日時:12月9日水曜日 12時(正午)から2時まで 

会場費はいただきませんが、匠レストランのお昼($10〜15)を召し上がってください。
講師へのお礼はANEからお出しします。

講師:Alex Loh
Multicultural & Diversity Worker
Culturally & Linguistically Diverse (CALD)
Mercy Palliative Care
Web: www.mercy.com.au



4)新老人の会9周年記念小冊子、わたしたちの提言「新老人」は平和のオピニオンリーダーに、の記事より抜粋

3000年先まで存続できる企業をめざして。
森剛さん(株)オートセンタモリ代表取締役会長1948生

三重県伊賀市で中古車販売から始めて自動車関連の仕事を手掛ける中、環境汚染の問題に目覚める。従来シュレッダーダストにして埋め立てされていた使用済み自動車を手作業で解体し、100%近くの再資源化を行っている。環境問題とビジネスを結びつけ、企業の社会的責任CSR(Corporate Social Responsibility)のパイオニアとして、地球を蘇らせるビジネスを展開している。

オートセンタモリは昭和51年4月25日「仏滅」の日に三重県伊賀市で妻と二人、中古車3台からスタートしました。〔自動車の〕ゆりかごから墓場までを掲げ、販売から自動車としての役割を終えた後も個々の部品を徹底的にリユース、リサイクルしています。日本全国で1年間に500万台の廃棄車が出ます。このうち海外に売れるのが100万台、残る400万台は廃棄車となります。車に残ったフロンガスや不凍液などは適正処分され、その他必要な部分は再利用されているものの残りは大半がシュレッダーダストという廃棄ゴミとなって埋め立てられます。しかし弊社は手分別でできる限り細かく分別し、再資源化することでこのシュレッダーダストがでないシステムを構築しています。自動車産業に携わるものとして、私は社会的責任を痛感し、きれいな地球を取り戻す事業は私の責務だと思っています。

3000年先まで存続できる企業をめざして大切なことは「環境貢献」「正売をする」「人材共育」「感謝する事」だと思います。

とことん利用する事が「成仏」に私は33年間自動車にかかわる商売だけしました。自動車リサイクルを始めたきっかけは、ちょうど商売をして25年目の節目に地域でおせわになった恩返しとして、世の中にお役に立つ事ができないかと考えた事です。それが今から8年前のことです。

廃棄者の部品を生かすためには一つ一つ手作業で丁寧に取り出す技術が必要になります。大変手間のかかる作業ではありますが三重大学と共同研究で効率化を進め、手作業が多い割には処理終了までの行程はたったの一時間です。搬入直後は、まず各種の液抜きをします。ガソリン、バッテリー液、フロンガス、エンジンオイルなどさまざまな液体は機械処理で確実に抜き取ります。ガソリンは社内用スタンドで再利用し、ほかに廃油などは再生処理業者へ出荷します。次にパーツとして200品目以上の部品に分解しリサイクルします。部品は分別・包装しタグを付け、パソコンで在庫管理をしています。ボデイだけになった車体はプレスして原料として生まれ変わらせます。部品洗浄に使用した水も水分と油分に分解して浄化し、再利用しています。この解体工場に隣接してテニスコート2面分くらいの池がありますが、そこには雨水など工場から流れ出たものが入り込みますがこの池にいまだかつて油などが浮いたことはありません。水鳥や魚がすみ、ミズスマシやアメンボウが生息しています。

この行程を実践することで「リユース」が可能となります。なすべきものをなすべき方法で再生し、残ったものをプレスして製鉄所にいれ鉄に戻すことで車ははじめて成仏できるのだと思います。

20世紀は負の遺産を生み出したといわれています。大量生産、大量消費、大量破棄の結果、地球を汚してしまったのです。地球温暖化、オゾン層の破壊、海面温度の上昇など、数えたらきりがありません。子や孫の時代に、さらには地球にこのツケを負わせるべきではありません。きれいな地球を取り戻す事は、これから私達一人ひとりに課せられた難問です。

これからの企業は利益追求も大事な事ですが、環境問題を真剣に考え取り組んで行く企業が存続すべきだと思います。

人材共育
普通に書けば「人材教育」ですが、「人材は人財」「社員は財産」「教育は共育」としています。社員一人一人が成長することで 企業の発展、社会貢献ができるのです。弊社は60歳定年を過ぎても働いてもらっています。今日までこられたのも、人生の諸先輩方が会社の大きな力となり貢献してくださったおかげである事に感謝し、私も体力、能力の続く限り一緒に仕事をしていきたいと思っています。

感謝する事
社員に常に言っていることの一つに「常に先祖に感謝し両親に感謝する事」があります。

生んでくれてありがとう。
育ててもらってありがとう。
学校へ行かせてもらってありがとう。
すばらしい仲間と一緒に仕事ができてありがとう。

わたしはこの世に生を享けたことに感謝し、その気持ちで人が幸せになること、人のお役に立つことをモットーにしています。

抜粋 終わり
詳細 www.ewmori.com

_____


日野原重明先生がオートセンターモリを訪問されました。

日野原 重明(ひのはら しげあき、1911年(明治44年)10月4日)
医学博士(京都帝国大学)。聖路加国際病院理事長。同名誉院長。
その他の栄誉に名誉博士(人文科学)(トマス・ジェファーソン大学)、名誉博士(マックマスター大学)。東京都名誉都民。東京都中央区名誉区民。文化功労者、文化勲章、東京都文化賞、日本医師会最高優功賞、日米医学科化学者賞(フィラデルフィア医師会、日本キリスト教文化協会日米キリスト教文化功労者。勲等は勲二等瑞宝章。


Association of New Elderly Inc.
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