BIG 4の終焉？若手が台頭した１週間

更新日: 2014-04-29

うにょ〜ん。

先週の大会では次世代の王者候補達が大会を盛り上げました。

ルーマニアで行われた250大会では、1991年生まれブルガリア出身のDimitrovが大会連覇を狙うチェコのRosolに勝利し優勝しました。アカプルコについで今季2度目のタイトル獲得です。今年は自身初のGS準々決勝に進出し、今季早くも2勝目、ランキングも自己最多タイの14位に上がりました。

ちなみに彼女のSharapovaもドイツのシュトットガルトの大会で優勝しました。スポンサーがポルシェで副賞として車が贈られますので、2人でドライブするのでしょうか？どちらが運転するのでしょうかね？しかしまあ、Dimitrov君、自分と同じ1991年生まれですが色々と格が違いますね（笑）。彼女はSharapova、元カノはSerenaですからね。この2人を天秤にかけるなんてとんでもない男です（笑）。

バルセロナでは500大会が行われ、今大会から復帰した錦織が今季2度目、クレーでは初となるタイトルを獲得しました。マイアミ準決勝を棄権し、その後はデ杯もキャンセルし回復に務めていましたが、復帰戦を見事優勝で締めくくったのはさすがですね。今は大会が厳しくなりハードの方が得意ですが、ジュニアの頃はクレーの方が得意だったそうですね。次の大会は昨年Federerに勝利したマドリッドです。

そして活躍したのはこの2人だけではありません。

アメリカで行われたチャレンジャー大会で、このコラムでも度々取り上げているオーストラリアのKyrgiosが、通算2度目のタイトル獲得です。昨年のシドニーで優勝し、15人しか達成していない18歳までにチャレンジャー優勝を成し遂げたKyrgios。昨年のFrench OpenでGS初の本戦に出場し、Stepanekに勝利、Wimbledonは出場できませんでしたが、US OPENでは予選を勝ち上がり本戦に出場するなど、着実に実力を付けています。今回の優勝で152位に乗せ、10代でのトップ100入りが見えてきました。

若手が台頭してきましたが、BIG 4と呼ばれたNadal、Federer、Djokovic、Murrayはどうなっているのでしょうか？

バルセロナに出場したNadal、過去8度優勝していますが、今回は過去負けなしのAlmagroに初黒星。試合を見ていましたが、サーブが入らず自信をなくしているように見えましたね。Australian Openでは手のマメが潰れ、腰痛も併発していましたが、イマイチ乗れていませんね。昨年は一昨年のWimbledonからの膝の怪我から復帰し、大活躍でしたがそれと比べてしまうのは酷ですが、French Openでの優勝は少し難しいように見えます。ただ、French Openではとんでもないギアの入れ方をし優勝するのがNadal、まだまだ予測するのは難しいですね。

Federerは今シーズンは昨年に比べてかなり良くなっていますね。面の大きい新しいラケット、Edbergを招聘したチームが上手く回っているのでしょう。しかしFrench Openを欠場する可能性も出てきました。奥さんのMilkaの出産がFrench Openと重なった場合は、立会を優先させるそうです。ベテランになり、名誉、ランキング、賞金など関係ないのでしょうね。家庭を優先させよきパパ振りを披露しています。

Djokovicは右腕を痛めているようで、しばらく欠場がアナウンスされています。モンテカルロではFederer戦の時に、右腕全体を覆うように包帯がされていましたが、手術を受けるほどじゃないようで、今のところFrench Openの欠場はアナウンスされていません。

Murrayは昨年後半の腰の怪我から復帰しましたが、今年は目立った活躍が出来ていませんね。デ杯のイタリア戦以降、トーナメントから離れています。Llendlとのコンビを解消し、その後のチームはアナウンスされませんが、早く体制を建て直すことが出来るでしょうか？現在世界ランキング8位、Wimbledonでの優勝が昨年は有りますから、ディフェンドするポイントも多いです。

BIG 4の天下が終焉を迎え、若手が台頭してきました。もちろんWawrinka、Ferrer、BerdychやTsongaなどまだまだいますが、テニス界は混戦してきていますね。テニス好き以外のファンには楽しめるようになって来たのではないでしょうか？今シーズンの最終戦には、錦織、Dimitrov、Raonic、Gulbis、Dolgopolov辺りから、誰かに出場してもらいたいですね。

ほいだらの。