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アツイですよ!日本語教育!

子供たちによるステッカーデザインコンテスト

2011年9月2日掲載
 

ビクトリア州で日本語を勉強する小中学生を対象に、日本語教師会を中心に企画・実施されたステッカーデザインコンテスト。
この取り組みに隠された願いを、VIC州日本語教師会役員のメイズ陽子さんへお伺いしてきました!

 

メイズ陽子さん
 

子供たちにもっと愛される日本語とするために。

 

●まずはこの取り組みを始められたキッカケを教えてください。

2年前に、このようなノベルティー企画で下敷きを作って配布したのですが、それが好評だったことと、来年私たちの組織ができて30周年を迎える記念ということもあって、そのさきがけイベントとして企画しました。ですから、今回は少し特別ですね。

 

●その「組織」について教えてください。

私たちは、JLTAV(ビクトリア州日本語教師協会)という組織です。
非営利団体で、国際交流基金(Japan Foundation)や教育省から援助を受けながら、ビクトリア州での日本語教育を支えてくれている教師たちへの援助を、主な活動としています。

 

●では、今回の企画の背景や目的について詳しくお聞かせください。

いろいろ案を練って選ばれたのが、ステッカーデザインコンテストです。生徒がデザインしたものを集め、優秀賞を選び、それを実際にステッカーにして各校へ配るというもの。これでより一層、生徒たちにも力が入ります。また、生徒たちは学校で日本文化を学んでいるし、この企画を通してもっと興味を持ってもらいたいという願いも込められています。
また、今回さらに特別なのが、私たち協会で選ぶのではなく、デザイナーというプロの目から選んでもらうということです。
日本語教育を発展させ、ゆくゆくは日本経済の発展、「ようこそ日本!」を目的としているので、教師界とデザイナー界、一見関係ないように見えるところでもつながりを強くしていくということが目的です。
このように必然な出逢いと助け合いが、相乗効果をもたらします。この企画もおかげさまで質が上がりました。

 

●コンテストに優勝したデザインの行方は?

優勝したデザインと、2位、3位のデザインをそれぞれステッカーとして印刷します。
今回小学校部門で優勝したデザインを作成したのがこちらにいるルエイ(Luae)君です。ベイリー(Bailey)君は惜しくも入賞を逃してしまいましたが、とっても素敵なデザインを提出してくれました。
 

 

ステッカーデザインコンテスト優勝者 ルエイくんショートインタビュー


-まずは日本語で自己紹介お願いできますか?
(日本語で)こんにちは、ルエイです。日本語が大好きです。マンガが好きです。ありがとう。
 

-素晴らしい日本語ですね!では今回のデザインのポイントは?
日本の文化が好きなんです。だからその想いを表現しました。周りの友達は鶴のデザインを選ぶ人が多かったので、違うことがしたいなって「ちょうちん」を題材にしました。

 

 
-日本に行けるとしたらどこの都市に行きたいですか?
大阪。だってCOOLだから!


ステッカーデザインコンテストに参加! ベイリーくんショートインタビュー


-まずは日本語で自己紹介お願いできますか?
(日本語で)こんにちは、ベイリーです。バスケットボールが好きです。


-日本の何が好きですか?
僕は日本のアートが好きです。もちろんアニメも!だから今回僕のステッカーにはドラゴンを描きました。
 

-アニメだと何が好き?
ポケモンです!

●今後企画中の取り組みや、私たちも関わることのできるイベントなどはありますか?

日本語を教えている小学校ではよく日本の文化祭のような'Japanese Day'というものを開催します。日本文化のことばかりを体験し、味わってもらう一日です。 忍者や侍などに仮装したり、日本の遊びをしたり、お弁当を食べたりします。 日本はユニークな文化ですから、毎年本当におもしろくなりますよ。 その時はぜひ、いらしてください。
アツイですよ!日本語教育!


陽子さん、ルエイくん、ベイリーくん。インタビューにお答えいただきありがとうございました!
 

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