インタビューinterview

LEAP MELBOURNEleap

LEAP MELBOURNE -Hinako Ueki-

私の絵で人を元気にしたい

2012年10月8日掲載

Hinako Ueki

高校の留学制度を利用してブリスベンに1年留学したことがきっかけで海外で進学したいという思いが高まり、メルボルンのCollingwood Collegeに高校2年生(Year11)から編入。卒業後NMIT TAFEのイラストレーション科に進学。

Web: hinako-utopia.weebly.com
Fb: www.facebook.com/hinakosan

 

 

 

絵を描くことを仕事に繋げる

 NMITでの2年間は絵ばっかり描いていて、好きなことだけをさせてもらいました。でも同時に、「これじゃ将来に繋がらない」と思うようになったんです。絵が描けるだけでは仕事にならない。絵を仕事にするならいろんなデザイン・ソフトウェアを使えたり、デザインを提案するスキルがないとだめだとわかってきたんです。
 だからいまは、好きなイラストレーションを活かしながら、ソフトウェアやフォントやデザインの勉強をしてグラフィックデザイナーになりたいと思っています。今学期はTAFE最後の学期なので、来年大学のグラフィックデザイン学科に進学できるように準備をしています。

作品をひとり歩きさせない

 目指すデザイナー像は「あなたのテイストで描いてください」といわれる人。クライアントが求めていることに伝えつつ、自分にしかないスタイルを求められるようになりたいです。そうして積み重ねていって、いつか私の名前がブランドになる日がきたらうれしいですよね。
 良いデザイナーになるためには、「一緒に仕事をしたい」と思われるような人間性も大切だと思います。仕事以外でも会いたい、仕事以外の面も知りたいと思われるのって素敵なことじゃないですか。それは良い作品を作るということとは別に、アーティストが持つべき大切な面だと思います。アートワークだけがひとり歩きしないように、自分自身も作品について成長していきたいです。

私の絵で人を幸せにしたい

 絵を描くときには「人のために描く」ということが自分の中心にあると思います。私の絵を見て元気になってほしい。誰かのために描いているときって、「この絵を見たらよろこぶだろうな」って相手がよろこぶ顔が目に浮かぶんですよね。
 だから、私は人を幸せにするために私は絵を描くんだなって思います。人に言葉では伝えられないことを絵で伝えたい。私が話すよりも私の絵に話させたい。アーティストなら誰だってそう思いますよね。それは、それぞれの人の理解によって自分の表現がそれよりももっと素敵なものになるからだと思うんです。

 

Interview & photograph: Ryo
ryo@studiomonsoon.com
www.studiomonsoon.com

 

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